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読書研修ーWebを支える技術 第11章microformats

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RDFとmicroformats

RDFの場合

プログラムで処理可能な情報の意味を記述するための仕様としてRDF です。RDFでは「トリプル」(Tiple)と呼ばれる主語、述語、目的語の3つの組を使って、Web上のリソースにメタデータを与え、プログラムがリソ-スの意味を処理できるようにします
RDFの問題点:
・記述が複雑になりがち
・統一的な記述がしづらい
・対象データとは独立したメタデータが必要

microformatsの場合

microformats はもとのHTML文書の<a>要素に必要最低限の情報追加しているだけです。RDFと比べると記述量が減っています。また、RDFは対象データとは別の独立したメタデ-タとして記述しなければなりませんか、microformats はもとのHTMLに埋め込まれています。

microformatsの標準化

標準化済みのmicroformats

名前 概要
hCalendar イベント情報。ベースはRFC 2445(icalendar)
hCard プロフィール情報 ,ペースは FC 2426(vCard)
rel-license ライセンス情報
rel-nofllow スバムリンク防止
rel-tag ソーシャルタグ
Vote Links リンク先への賛否
XFN(XHTML Friends Network) 友人関係
XMDP(XHTML Meta Data Profiles) microformats自体のスキーマ
XOXO(Extensible Open XHTML Outlines) アウトラインフオーマット

microformatsの分類

elemental microformats

リンク関係(<a>要素や<link>要素のrel属性)を使ってメタデータを表現するフォーマット

名前 概要
rel-license ライセンス情報
rel-nofllow スバムリンク防止

compound microformats

主にcass属性を使って階層構造のあるメタデータを表現するフオーマット

名前 概要 作用 
hCalendar イベント情報
hAtom 更新情報 hAtomを使うと、Webページに含まれているエントリの更新日時やパーマリンクといったメタデータを、プログラムから処理可能な形で埋め込めます。

microformatsとRDFa

microformatsの問题点

microformats ではcass属性やrel属性の値だけでメタデ-タを特定するため、もしたまたま同じ値のclass属性やrel属性を持ったWebペ-ジがあった場合、プログラムが誤判定を起こしたり、同じ属性值を持った別の microformatsが作れなくなったりするのです。

RDFaでの解決(と残る問題点)

RDFaの見た目は microformatsとほとんど同じですが、microformatsが持つ名前の衝突問題をXMLの名前空間で解決します。

RDFаの問題:

  • せっかくシンプルな仕様を目指していたはずのmicroformatsが名前空間を使ったとたんに複雜化してしまう点です。
  • 1つは名前空間を前提としているため XHTML でしか利用できな点です。いろいろな事情でHTMLを利用したいケ-スがあると思いますが、その場合RDFаは使えません。

microformatsの可能性

hAtom/xFolkとLDRize/AutoPagerize

LDRizeはWebページをlivedoor Readerのような操作性で閲覧できる Firefox/Greasemonkeyのユーザスクリプトです。
AutoPagerize/strong>も同様にユーザスクリプトで、検索結果ページやニュース記事など複数に分割されているWebページにおいて、現在のペ-ジの下に自動で次のペ-ジを继ぎ足してくれます。
LDRizeとAutoPagerizeは、microformatsのそんな可能性を示してくれたと思います。

リソ-スの表現としてのmicroformats

プログラム用に別のWeb APIを提供するスタイルには、弱点:・

  • Web サ-ビスと Web API で提供する機能が異なってしまいがち
  • 開発規模の増大に伴うメンテナンス性の低下
  • WebAPIに必要な技術の習得コスト

microformatsはこれらの弱点を補ってくれるリソース表現です。

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