はじめに
Windowsのリモートデスクトップを使用し、Raspberry Piのデスクトップ環境にログインする手順について説明します。
環境
Hardware : Raspberry Pi 3 Model B
Server OS : RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL January 2017 (Kernel version 4.4)
Client OS : Windows 10 Pro
前提
基本的なLinuxコマンドの知識
Raspberry Piがインターネットに接続出来ること
参考
Raspberry Pi 公式サイト
Raspberry Pi に RDP で接続できないときの対処
解説
TightVNCサーバのインストール
- インストール済みの場合は、下記のような表示となります。
Linux
$ sudo apt list tightvncserver
一覧表示... 完了
tightvncserver/stable,now 1.3.9-6.5 armhf [インストール済み]
$
- インストールされていない場合は、下記のような表示となります。
Linux
$ sudo apt list tightvncserver
一覧表示... 完了
tightvncserver/stable 1.3.9-6.5 armhf
$
- TightVNCサーバがインストールされていない場合、下記コマンドでインストールします。
Linux
$ sudo apt -y install tightvncserver
xrpdのインストール
- インストール済みの場合は、下記のような表示となります。
Linux
$ sudo apt list xrpd
一覧表示... 完了
xrdp/stable,now 0.6.1-2+rpi1 armhf [インストール済み]
N: 追加バージョンが 1 件あります。表示するには '-a' スイッチを付けてください。
$
- インストールされていない場合は、下記のような表示となります。
Linux
$ sudo apt list xrpd
一覧表示... 完了
xrpd/stable 1.3.9-6.5 armhf
$
- xrpdがインストールされていない場合は、下記コマンドでインストールします。
Linux
$ sudo apt -y install xrpd
リモートデスクトップ接続
- 接続元のWindowsから、リモートデスクトップを起動します。
- 【コンピューター】に接続先 (Raspberry Pi) のIPアドレスを入力し【接続】ボタンをクリックします。
- 警告のメッセージが表示されますが、無視して【はい】ボタンをクリックします。
- 【userame】と【password】に、Raspberry Piにログインする際のアカウント情報を入力し【OK】ボタンをクリックします。
- ログインできると下記のようなRaspberry Piのデスクトップ画面が表示されます。
Raspberry PiにTightVNCサーバがインストールされてなかったら、ログイン時、下記画面が表示されるのでTightVNCサーバをインストールしてください。