時は令和5年。VMWareがBroadcomに買収されて界隈は大騒ぎの今日この頃である。
それはさておき、会社の化石と化した仮想環境がいまだにvCenter6.0で動作している。
データセンターに置くWindowsライセンスがもったいないのでWineで動かすことを考える。
環境はUbuntu 22.04 LTS
Wineで動かす方法
WineHQの動作確認サイトに情報がある。
https://appdb.winehq.org/objectManager.php?sClass=version&iId=32171
基本的には、この情報で全く問題ないが、はまったポイントがある。
インストール
まず
sudo dpkg –add-architecture i386
を実行しておくこと。
Wineのインストール自体は
https://wiki.winehq.org/Ubuntu
stableの最新版で問題ない。
Winetricks
Winetricksは、Githubから入れる 。ここが結構大事。aptから入れると古いバージョンが入ってしまうことがあり、いろいろとうまくいかない。
cd "${HOME}/Downloads"
wget https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks
chmod +x winetricks
適当にpathの通っているところに置くとよい。
インストーラ実行
公式の手順が若干適当なので訂正
WINEPREFIX="$HOME/.vsphere" WINEARCH=win32 wine wineboot
WINEPREFIX="$HOME/.vsphere" WINEARCH=win32 winetricks -q dotnet35sp1 msxml3 vcrun2005 vcrun2008 vcrun2010 cjkfonts
WINEPREFIX="$HOME/.vsphere" WINEARCH=win32 ~/Downloads/VMware-viclient-all-${version}.exe
WINEARCH=win32 WINEPREFIX="$HOME/.vsphere" wine ~/.vsphere/drive_c/Program Files/VMware/Infrastructure/Virtual Infrastructure Client/Launcher/VpxClient.exe
日本語フォントがおかしくなることがあるので、いろいろ頑張って修正するとよい。