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クアドラティックボーティング(Quadratic voting)をやってみた

Last updated at Posted at 2021-12-18

■ はじめに

SRA Advent Calendar 2021の19日目です。
関西事業部の南部です。
可能な限り誕生日の本日(12/19)に記事を書くようにして早5年。45歳になりました。
今回は、IT/ICTの話ではないのですが、今年新たにチャレンジしたことについて書いてみようと思います。

2020/10/3にNHKにて放映されたズームバック×オチアイ特別編で、落合陽一さんと台湾のIT担当閣僚オードリー・タンさんの対談の録画を見ていて、「クアドラティックボーディング」を、一度やってみたいなと思っていました。
そんな時に、自分のプロジェクトで毎年恒例のアイデアコンテストを実施することになり、いつもは1~5ptで各自投票し、上位3位までを客先に提案するのですが、今回はそれをクアドラティックボーディングでやってみました。

■ Y:やったこと

ルール(クアドラティックボーティングとは。。。)

  1. 投票者が持つポイントは99pt/人

  2. 票を投じるごとに「平方倍のpt数」を消費する
    つまり、以下の通りです。
    1票 1×1 = 1pt
    2票 2×2 = 4pt
    3票 3×3 = 9pt
    4票 4×4 = 16pt

    9票 9×9 = 81pt

  3. 1人の候補者に投票出来るのは1回

普通の投票よりめんどくさいと感じて、9票+1票ばかりになっても困るので、以下のルールも付与しました。

  1. 4案以上投票すること
  2. 90ポイント以上投票すること
  3. 1ポイントは2つまで

■ W:わかったこと

[投票結果]

image_1.png

[わかったこと]

  • 意外と4票以上に投票している人が多かった
  • 投票している人数に関係なく選出されている
  • 案の数がある程度多い時に有効な手段
  • 1つに決めるというよりも、優先順位をつける、順番を決めるのにいいと思う

[いまいちなこと]

  • 投票方法の説明が必要なこと
  • 僅差で敗れる案、同票数が多くなってしまったこと

■ T:次にすること

  • 追加したルールは不要で、99ポイントまで投票するというルールにしてみる。

■ まとめ

1人1票や1~5票で投票するよりも投票者に自由度があり投票者自身の意思を反映しやすいと感じた。一方で、投票者数が多い案でも上位3位に入らないなどあるため、1位を決める、選抜するのではなく、優先順や、順番を決まるのに向いていると感じた。

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