それは、ルネサスナイトを控えた晩の出来事でした…
#include <Servo.h>
が、IDE for GR(ルネサスGRシリーズマイコンボード用IDE ArduinoIDEの代わり)に認識されなくなってしまいました…
基本的なライブラリなので当然ネットにもそのような症状は一切なく、手動でインポートしてもライブラリ自体にエラーがあるらしく…
これでは合体ロボ(昔のプラモみたいに一機づつ増やして別のメカになって最終的には合体ロボにする)を作れない…
そんな絶望に打ちひしがれた丑三つ時に、それは起きました。
何かが、語り掛けてくる…
…そう…
合体ロボの一部分を作るべく、以前作ったものから引っぺがした時の残り…
しばらく前にあるイベントで行われていた「ヘボコンLight」という
その場にある資材で如何に技術力低いロボットを作って相撲させて楽しむかという所で
制作した「おかめがに」の甲羅だったのです…
これを…こともあろうに
こうやって!引っぺがしたのです。
ちなみに振動が風車に伝わってゆっくり回り始めるという謎ギミックがありました…
私がその仮面を手に取ると、頭に何を作ったらいいか流れ込み始めました。
引っぺがした「おかめがに」の中身…「タミヤのぷるぷるてんとう虫キット」の
電池ボックス(写真左下)から両端のリード線を外し、ちゃんとねじってGR-ADZUKIのMOTOR0 9番と10番端子(写真中央緑の端子が逆側にもある)にねじで取り付けます…
ちなみにドライバーはキットに入っているものそのまま使えます。
そして3V電池ボックスを電池ボックス端子(写真中央左寄り黒い端子)にねじで取り付け
Scratch(S4Aを使う)かSketch(IDE for GRを使う)でA2(16番ピン)についているフォトセンサ(写真中央右寄り青い端子の間にある緑のセンサ)をanalogReadで読んで一定以下に(暗く)なったら何秒かモーターを動かすようにプログラムして書き込んで…
最後におかめの仮面とGR-ADZUKIと電池ボックスをキットに両面テープでくっつければ完成です…
フォトセンサを左目に合わせるようにしてください…でないと、あなたから逃げ回り続けます…
こうしてできたものを、「帰ってきたおかめがに」と名付けました…
キットに付属しているスイッチがそのままモーターを動かすスイッチになるので、遊びやすいです。
手を伸ばすと、じっとしていた「おかめがに」が逃げ出します…そして…
暗くなると勢いよく蠢きだすのです…!
そうして、睡眠不足の頭でふと考えました…
定番ライブラリが動作しないのは、「おかめがに」が寂しがっていたのではないか、と。
何年も埃をかぶった紙袋の中で放置されていた「おかめがに」
ある日突然中身を引っぺがされて殻だけ放置された「おかめがに」
私は彼を、供養する必要がある。と考えました…
あなたも、もし仮面の声を聞いたら…
お子さんでも簡単に用意して作れるので、作ってみてください…
プログラム次第でいろんな性格を、作れます…
それでもコード作成に詰まったら、こことここを参考にしてみてください…
…ちなみに、Servo.hの件はルネサスナイトで中の人に相談しましたが…未だに原因不明です…
他の人の環境では、動くようです…