名前解決とは
コンピュータやネットワーク機器につけられた名前(ドメイン)からアドレス(IPアドレスやMACアドレス)を割り出すことや、その逆のこと。
yahoo.co.jp ⇄ 183.79.196.239
左がドメインで右がIPアドレスであるが、
これらを相互に変換することを名前解決という。
なぜ名前解決をするか
IPアドレスは数字の羅列であるため、人間が扱うには覚えにくく間違えやすい。
そのままIPアドレスを使用して操作を行うには扱いにくいため、人間が扱いやすいようにアルファベットに置き換えた。
置き換えたものがドメインと呼ばれるもの。
そもそもドメインとかIPアドレスとか何よって話
ドメイン
インターネット上に定められた部分領域のことで、インターネット上の**「住所」にあたる。
住所なのでもちろん同じものは存在しない。
お名前.comによると、正確には「インターネット上の住所を分かりやすく見せるもの」**だそう。
IPアドレスが実際には住所であって、それを人間が扱いやすくするためにドメインを使用しているので、「インターネット上の住所を分かりやすく見せるもの」という表現が正しいのかもしれない。
ドメインの種類
◯◯.com
◯◯.co.jp
◯◯.org
上記のような種類がドメイン名が存在する。
◯◯の部分はそれぞれのサイトによって変わる部分で、この部分を第二レベルドメインと呼び、「.com」の部分を第一レベルドメインと呼ぶ。
yahoo.co.jpが2つ存在することはできないが、yahoo.co.jpとyahoo.comのようにドメイン名が違う分には問題がない。
既に使用されているドメインをこれから申請をしても使えない。
IPアドレス
こっちがいわゆるネット上の住所に当たるもの。
「183.79.196.239」のように0~255の数字を4つ組み合わせて表現されている。
インターネットに接続する際、プロバイダなどによってコンピュータに割り当ている。
こちらもIPアドレスが重複することはない。
IPアドレスには2種類存在する。
グローバルIPアドレス
インターネットに接続している機器一台につき一つ割り当てられる住所(=IPアドレス)のこと。
契約をしているプロバイダからグローバルIPアドレスが割り振られている。
プライベート(ローカル)IPアドレス
ルーターから見て、各パソコンを識別するための番号のことを「プライベートIPアドレス」と呼ぶ。
ルーターとは
会社などで複数のPCを同時にインターネットにアクセスさせるために使用するもの。
ルーターがインターネットと通信をしており、そのルーターを通じて複数のPCが通信を行えるようになる。
そのルーターに対してグローバルIPアドレスが存在しているが、ルーターから各PCへレスポンスを返す際にPCを識別する番号が必要になり、それがプライベートIPアドレスである。
どうやって名前解決をするか?
DNS
ドメインとIPアドレスの間で名前解決を行うシステムのことをDNS(domain name system)と言う。
例えば「yahoo.co.jp」へアクセスした際に、DNSが「yahoo.co.jp」ってことは「183.79.196.239」へアクセスをすれば「」yahoo.co.jp」が表示されるぞと名前解決を行ってくれているため、指定したドメインでアクセスができている。
自分のPCでDNSを設定するには
「hosts」ファイルはに記載することで設定を加えるができる。
IPアドレスに対するホスト名を登録できます。
IPアドレス ホスト名
127.0.0.1 localhost
デフォルトではlocalhostが設定されているが、他にも設定を加えたい場合この形式で書き込むことで設定ができる。