M5Stackにおける無線通信手段と認証組織
無線通信は
・電波法(技適マーク)
が必須である。
ただし、ほかにも
・認証機関の認証
が必要になるケースがあり、開発できるからと言って幸せになるとは限らない。
無線通信手段 | 認証組織 | 認証組織Web |
---|---|---|
Wi-Fi | Wi-Fi Alliance | https://www.wi-fi.org/ja |
BLE | Bluetooth SIG | https://www.bluetooth.com/ja-jp/ |
Zigbee | CSA-IOT | https://csa-iot.org/ |
Matter | CSA-IOT | https://csa-iot.org/ |
Thread | Thread Group | https://www.threadgroup.org/ |
無線通信は互換性の観点から認証組織が存在する。
認証なしによる罰金を科す組織
Bluetooth SIG
制定組織はあるが認証組織がない通信
無線通信手段 | 制定組織 | 認証組織Web |
---|---|---|
ESP-Now | Espressif | https://www.espressif.com/ |
WiFiの認証は必要?
https://blog.espressif.com/wi-fi-certification-with-esp32-311e09dd06ff
ロゴあり出ないと運用できないケースがある。
また、互換性や信頼性の面から必須にする企業は存在する模様。
まとめ
無線を使ったアプリが開発できるからと言って
ソリューションや製品として販売する際は認証が必要になる可能性があることに注意する。
基本的に制定組織や認証組織の知的財産を利用する形になるので
年会費を払って認証してもらうことが必要になる。
特に罰金を科す組織もあり、
いきなり数百万単位の認証or罰金を科せられて出荷停止を受ける可能性は無視してはいけない。
補足(ESP-NOW)
認証がないESP-NowもEspressif以外の製品で使用することについて言及がないので注意する。
NanoC6が比較手に入りやすいので
M5Stack → NanoC6 → USB or Grove
でGWを挟むことで無線システムの実現はできる。
商用利用については
https://docs.espressif.com/projects/espressif-esp-faq/en/latest/application-solution/esp-now.html
The application for ESP-NOW does not require any special procedures.
→特別な申し込み不要
ということで20240513時点で問題はなし。