1. はじめに
「メタバース」というキーワードがIT業界を騒がせています。一番のきっかけは、昨年2021年10月に、米国の巨大SNS企業「Fasebook」が社名を「Meta」に変更し、同社が総力を挙げてこの新しい社会インフラを創造していくと宣言したことでしょう。メタバース(Metaverse)は、超越を意味するメタ(meta)と宇宙を意味するユニバース(universe)の合成語とされていますが、また構想段階であるためその定義ははっきりしていません。「メタバースとは何か」の著者である岡崎裕史氏は、2022年の現時点もっともメタバースに近いサービスとして、三人称型のシューティングゲーム「フォートナイト(Fortnite)」を挙げています。これらの技術分野は、メタバースという用語の出現以前は、バーチャルリアリティ(Virtual Reality; VR)と呼ばれていました(ちょっと語弊があるかな)。この記事では、このメタバース世界を最も手軽に体験できる無料ゲームアプリとして、Alliance of Valiant Arms(通称AVA)の起動手順を紹介します。※”メタバース”そのものではありませんので注意して下さい。あくまで、メタバース的な要素の一部を体験することができるだけです。
このゲームは一人称型シューティングゲーム(First Person Shooting; FPS)に分類されます。フォートナイトは三人称ですが(こちらはThird Person Shooting; TPSと呼ばれるようです)、これらはアバターと呼ばれるユーザの仮想世界内の分身が三人称視点になっているか(つまりユーザから見えるか)一人称視点になっているか(ユーザからは見えない)が違っています。どちらがメタバースのデフォルトになるのかも未知数です。FPSについてはAVAよりAPEXの方がユーザー数が多いのですが、AVAを取り上げるのには理由があります。フォートナイトもAPAXも最小動作環境としてIntel社のi3以上のCPUを必要とする点です。実際筆者が今使っているこのCeleronマシンでは起動できませんでした。AVAであれば5万円未満のパソコンでも動かせるので、ほとんどの人にメタバースを体験してもらうのに適しているのです。
なお、Alliance of Valiant Armsは株式会社ゲームオンhttps://www.gameon.co.jp が運営するサービスであり、画面等の著作権の一切は同社に帰属します。
2. AVAの導入手順(認証)
まず、サイトにアクセスします。
https://ava.pmang.jp/
すると次のような画面が現れます。
ここでまず、左側の下段にある緑色の「新規会員登録」をクリックすると次の画面が現れます。緑色の円の「ID作成」をクリックして下さい。
次に現れた画面で必要となるのはEメールアカウントだけです。ただし携帯メールは使用できません。
Eメールアドレス・パスワード・生年月日・性別を入力し、利用規約を読んで同意のチェックボックスをオンにし、「入力内容を確認する」を押します。
入力内容が表示されますので、内容を確認して「送信する」ボタンを押します。
「送信する」をクリックすると、入力したEメールアドレスにメールが届きます。そのリンクをクリックすると、次のページが表示されます。
このページをスクロールし、下方に現れる「ゲームスタートはこちら」ボタンをクリックします。
ゲームの初期画面が表示されますので、画面上段にある(ちょっとわかりにくい)「ログイン」をクリックします。
登録したIDとパスワードを入力し「LOGIN」をクリックします。
画像認証画面が出ますので、表示されている文字を入力して「認証する」をクリックします。
本人認証サービスなどの設定画面がでます。必要ならば後で変更できますので、ここでは「設定しない」をクリックします。
これでログインが完了し、ゲーム初期画面の表示が変わりました(「ログアウト」の表示があれば、ログインが正常にできている証拠です)。
このページを下へスクロールしていくと、"Alliance of Valiant Arms"が見つかりますので、これをクリックします。
既にログインが完了していますので、今度は緑の円の「ID作成」の下にある、「ゲームスタートはメンバーサイトから」をクリックします。
ここまでで既にめちゃくちゃ長かったですが、漸くゲームのスタート準備ができました。
ここで「GAME START」をクリックします。
すると最後の確認画面が現れますので、「Pmangランチャー(www.pmang.jp)を開く」をクリックします(Google Cromeの場合)。
Pmangランチャーを開く」をクリックします。
この後、PCの画面が真っ黒になり、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」という物々しいメッセージが出ますが、問題ありませんのでOKをクリックします。
3. AVAの導入手順(インストール)
まだまだ続きます。起動までもう一踏ん張り(笑。
ゲームのインストール画面に来ましたので「インストール開始」をクリックします。
インストールが始まります。30分くらいかかることがありますので、気長に待って下さい。
インストールが終わると画面は次のようになりますので、「ゲームスタート」をクリックします。
ゲームの起動中は次のような画面が表示されます。
起動が完了すると、次のメッセージが出ます。「確認」をクリックします。
最初にアバター(AVAでは「キャラクター」と呼んでいます)の名前と外観を決めます。ゲーム中で使う名前を入力し、アバターの顔を選択し、「キャラクター作成」をクリックします。
確認画面が出るので「確認」を押します。
すると、いきなり、チュートリアルに叩き込まれます。後でいつでも何回でもできますので、一旦ESCキーを押して中断します。
右下の「ゲーム終了」をクリックしてチュートリアルの終了を選択します。
「確認」をクリックして、チュートリアルを終了します。
その後、何かをいろいろもらえたりしますが、すべて「確認」で進みます。
ESCキーを押します。
再び「確認」をクリック。
漸く待機画面に辿り着きました!以降はAVAの全機能が使用可能です。
ここから、早速何かをしてみたい人は、上部の「インベントリ」をクリックします。
さらに、「戦闘訓練場」をクリックします。
いきなり、銃を持った自分のアバター(これが1人称視点)が、とある屋内に置かれ、その様子が表示されます。
銃をもっているので、やることは一つですね。
試しに画面上部左手にある大きい壺を撃ってみましょう。マウスカーソルを使って、画面中央にある緑色の十字を壺に移動させ、マウスの左ボタンを押します。
終了する場合はESCを押します。1つ前の画面に戻ります。
アプリを終了するには「ゲーム終了」をクリックします。
「確認」をクリックするとアプリが終了します。
次回からの起動は、デスクトップに生成された"Alliance of Valiant Arms"アイコンをダブルクリックして行います。
4. おわりに
”最も手軽に”と書きましたが、改めて整理してみると、なかなかに(かなり)結構な手間でした。別のカテゴリで書いている「ディープラーニング」の方が格段に敷居が低いです(笑。自力で起動まで漕ぎ着けるのには、かなりの情報リテラシーが必要だと思います。
この記事が、「メタバース」とは何かを考えるヒントになれば嬉しいです。