App Clipとは
公式ドキュメント
https://developer.apple.com/documentation/app_clips
Create an App Clip to make some of your app’s functionality available to users who don’t have the full app installed.
アップロードしようとしたときに少し分かりにくい部分があったので記事にします。
環境
Xcode 12.0
Swift 5.0
アプリとバージョン番号、ビルド番号を合わせる
AppClipのTargetのバージョン番号とビルド番号を、フルアプリのTargetのバージョン番号とビルド番号と完全に一致させないとアップロード前に警告が出てしまいます。
AppClipのアイコンを設定する
アイコンを設定しないままAppStoreにアップロードしてしまうと警告のメールが届いてアップロードに失敗します
普段のアプリのTargetの設定には以下のようにApp Icon Souceを設定する場所があるのですが、
AppClipのTargetには上記のような設定できる部分がありません
メールの内容にあるように、AppClipのTargetのInfo.plistファイルに修正を加えて、アイコンファイルを指定します。
- アイコンを追加する
ほとんどの場合がフルアプリと同じアイコンを利用すると思いますのでフルアプリのものをコピーして持っていきます。
AppClipのフォルダ内のAssets.xcassetsに、フルアプリ版のAssets.xcasset内に設定しているAppIconをそのままコピペしするだけでOKです。
- Info.plistに項目を追加する
Info.plistの任意の場所にIcon Nameという項目を追加して、ValueにはAppIconと入力
以下のようになります。
これだけでアイコンの設定はOKです。
App Store ConnectでApp Clip体験のURLを指定に失敗する
全て完了しているはずなのに上記のようになってしまって何でだろうとしばらく頭を抱えてしまいました。
解決方法
TestFlightでテストする方法
AppStoreConnectアプリページのTestFlightタブでビルドを選択してApp Clipの呼び出しを追加します。
iOS14以降の端末のTestFlightアプリで以下のような項目が出現します。
テストをタップするとAppClipが起動し、AppStoreConnectで設定したURLが渡された状態をテストすることができます。
App Clipカードを表示する、というのは調査中
Associated Domainsとかの設定やhtmlの設定等色々試しているのですが、、、
公式ドキュメント Testing Your App Clip’s Launch Experience
にも詳しく記載されているのですが、この通りにやってもいまだにカードは出せていない状況です。
終わりです
まだ実際にこの機能を使うという話は出ていないのですが、今後もっとiOS14が普及していった場合にはアプリ開発の案件では必須の機能になってきそうな予感がします。