Gitはバージョン管理システムであり、ソフトウェア開発において非常に重要なツールです。
以下は初心者向けの基本的なGitコマンド集です。
コマンド
1. リポジトリの初期化
git init
2. ステージング(変更をインデックスに追加)
git add <ファイル名> # 特定のファイルをステージング
git add . # 全ての変更をステージング
3. コミット(変更をリポジトリに保存)
git commit -m "コミットメッセージ"
4. プッシュ(ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映)
git push <リモート名> <ブランチ名>
5. 新しいブランチの作成と切り替え
git checkout -b <新しいブランチ名>
6. リモートブランチの移動
git checkout <リモートブランチ名>
7. リモートリポジトリのクローン
git clone <リモートリポジトリURL>
8. リモートリポジトリから最新の情報を取得(フェッチ)
git fetch
9. 一時的な変更を保存(スタッシュ)
git stash # 現在の変更を一時的に退避
git stash pop # スタッシュから変更を復元
【便利なGitテクニック】
1. 履歴を見る
git log # コミット履歴を表示
git log --oneline # 一行でコミット履歴を表示
2. ブランチを比較する
git diff <ブランチ名1>..<ブランチ名2> # 2つのブランチの差分を表示
3. 変更を元に戻す
git reset HEAD <ファイル名> # ステージングを取り消し
git checkout -- <ファイル名> # ファイルの変更を取り消し
4. プルリクエスト(Pull Request)の作成
GitHubなどのプラットフォームでは、コ
ード変更を他の人に取り込んでもらうためのプルリクエスト機能があります。
5. ブランチの削除
git branch -d <ブランチ名> # ローカルブランチの削除
git push <リモート名> --delete <ブランチ名> # リモートブランチの削除
6. コミット履歴の修正
git commit --amend # 直前のコミットを修正
git rebase -i HEAD~n # 直近のnコミットを対話的に修正
7. リベース(履歴の整理)
git rebase <ベースブランチ> # カレントブランチをベースブランチの先に移動
8. コンフリクトの解消
コンフリクトが発生した場合は、手動でコンフリクトを解消し、再度ステージングしてコミットする必要があります。
9. リモートリポジトリの情報を表示
git remote -v # リモートリポジトリのURLを表示
git remote show <リモート名> # 特定のリモートリポジトリの詳細情報を表示
10. マージ
git merge <ブランチ名> # 指定したブランチを現在のブランチにマージ
11. リモートの最新情報を取得してマージ(プル)
git pull <リモート名> <ブランチ名>
12. インタラクティブなスタッシュ
git stash save "一時退避メッセージ" # スタッシュにメッセージを付けて保存
git stash list # スタッシュのリストを表示
git stash apply <スタッシュID> # 特定のスタッシュを適用
13. 空のプッシュ(進捗トラッキング)
進捗をリモートリポジトリに反映するため、空のコミットを作成してプッシュします。
git commit --allow-empty -m "進捗トラッキングのための空コミット"
git push <リモート名> <ブランチ名>
これにより、進捗をリモートリポジトリに反映させるための空のコミットを作成し、プッシュすることができます。この空のプッシュを活用することで、プロジェクトの進捗を透明化し、チーム内での協力を円滑に行うことができます。