本記事について
株式会社 RetailAI X Advent Calendar 2022の11日目の記事です。
昨日は@nishi_takuyaさんのテストケースを作るときに気を付けていることでした!
今回は2022年3月に立ち上げた、デザインチームの取り組みについて書きます。
読んで欲しい方はこんな方
「デザイン組織に興味がある」
「デザイン組織の立ち上げ方を学びたい」
「社内にデザインの重要性を広めたい」
自己紹介
靴の販売員から真逆のことに挑戦したいと思い、法人向けの営業支援会社へ転職。
コールセンターやMAツールなどの立ち上げに参賀した後、通販のデータサイエンス部署へ転職。
2022年3月より、UXリサーチャーとしてTRIALの開発部門を担う、株式会社Retail AI XにJOIN。
直近はWebやアプリの体験設計に携わる。
デザインチームを立ち上げた話
2022年3月、デザインチームはデザイン制作会社出身のアートディレクター半田さん、TRIALの店内販促制作に携わってきたデザイナー工藤さん、アプリのイラストやデザイン制作を担当しているデザイナー田邊さん、UXリサーチャーの私の4名でスタートしました。
- デザイン勉強会
チームで初めに取り組んだことは、社内向けのデザイン勉強会です。Retail AI Xは元々、基幹システムを作る部署でした。現状は、デザインを重視しなければならないという考えはあるものの、BtoCの概念は薄く、知見も浅い。その環境を変えるため、勉強会はデザインチームのことを知ってもらうと同時に、デザインへの興味や理解を深めてもらう目的で実施しました。
勉強会の事後アンケートでは勉強会の満足度は全体の86%。事前アンケートのデザインを意識していないと回答された方の75%以上が、事後アンケートでは今後の業務においてデザイン思考やコンセプトワークを取り入れていく、またはデザインを意識できそうと回答されていました。勉強会を通じて、デザインチームのお披露目もでき、改めて社内でデザインを意識するきっかけになりました。
引用:デザイン勉強会事後アンケート- コンセプトブック
次に取り組んだのは、コンセプトブックです。コンセプトブックは取り組むプロジェクトが、誰の何のためのプロジェクトか、目的や背景、プロジェクトに関わるメンバーの役割などの情報を可視化し、共有するためのもので、エンジニアリング部門やビジネス部門とプロジェクトを進行していく上で必要なガイドラインのようなものです。こちらはまだサンプルの段階です。今後取り組むプロジェクトに向けてブラッシュアップを重ねていきます。
- デザイン制作依頼のフロー構築
デザインチームの成果物や動きを知って社内から依頼が増えてきました。そこで、デザインを作ってほしい!という社内の依頼者がデザイン制作の依頼するためのフォームを作成しました。ご依頼フォームを作成した目的は、依頼いただく制作物に関して、背景や目的を記載してもらい、依頼内容と成果物のギャップを減らし、後戻り工数をなくすためです。これまではメールやslackなど依頼する方法も依頼内容の粒度もその都度なっていたため、依頼いただく上で必須となる項目をあらかじめ伺い知ることで、依頼から制作までの着手のタイミングを早めることができました。
引用:デザイン制作依頼フォーム
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チーム内ワークショップ
2022年10月、チーム結成から半年の節目にこれまでを振り返るため、ワークショップを行いました。ワークショップでは、半年間の良かったこと、悪かったこと、改善したいことを出し合いました。まだまだ課題はあるものの、「内製で良い成果物を生み出せるようになってきた」「デザインチームの存在が認識されるようになってきた」「良いこともそうでないことも意見が出るようになってきた」など、チームとしての成長を実感できるワードが上がっていました。 -
現在と今後
4名でスタートしたデザインチームですが、その後デザイナーが2名増えて6名になりました。
最近の取り組みとしては、チーム毎週1回勉強会を実施し、UXに関する課題に取り組んだり、課題図書を読んだりしています。
私は全く畑違いのデータサイエンス部署からの転職ですが、お買い物体験の課題分析から課題解決に繋がるサービス開発に携わりたい、一企業にとどまらずそのノウハウを社会に広げて行く活動に加わりたい、そんな思いで入社を決めました。JOINして8ヶ月、まだまだ取り組むべきことがありますが、このチームで働くことができてよかったと実感しています。引き続きデザインチームやプロダクトそして、より良いお買い物体験を作れるように邁進していきます!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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明日12日目は@satoshihiraishiさんの「WordPressのGCEからCloudRunへ移行の検討」です。
明日も読んでくださったら嬉しいです!よろしくお願いします。