WindowsVista以降WindowsUpdateで膨れ上がる容量のせいで
Windows7 64bitの容量がどれくらい必要かわかりにくいで検証してみました。
12月のWindowsUpdateのせいで再インストールを検討している人もいるのではないでしょうか。
結論から書くと2019初頭パッチ適応で26.5GiBに収めるのが現在の限界です。
順番
シナリオとしては以下でしょうか。
前提としてC:\より大きいD:\ドライブは作成されていることとします。
- Winsows7SP1のクリーンインストール
- 大量のWindowsUpdateを実施
- KB2852386の適応とクリーンアップ
- WindowsUpdateサービスの停止
- CBS.logの削除
- DataStore.edbの削除
- Windows Updateを実行
- 環境変数のTEMPとTMPの変更
- システム変数のTEMPとTMPの変更
- 仮想メモリの無効なしは削減
- システム/環境変数の旧TEMPとTMPを削除
- ハイバネーションの無効化
- ダウンロード、デスクトップ領域の移動
- ディスクのクリーンアップ
1と2は説明不要だと思います。
3. KB2852386の適応とクリーンアップ
WindowsUpdateのクリーンアップを行うパッチになります。
標準では入っていない環境が残念ながらあります。
こちら
よりダウンロード、インストールください
[スタートメニュー]-[アクセサリ]-[システム ツール]-[ディスク クリーンアップ]を起動し、(c:)→[OK]
システム ファイルのクリーンアップをクリック(c:)→[OK]
"Windows Update のクリーンアップ"チェックボックスをON→[OK]
"Service Pack のバックアップ ファイル"も0バイトでなければ"チェックボックスをON→[OK]
4. WindowsUpdateサービスの停止
[スタートメニュー]-[プログラムとファイルの検索]にてcmdを入力
cmd.exeを右クリックし、[管理者として実行]
NET STOP WUAUSERV
を実行
5. CBS.logの削除
%windir%\Logs\CBS\内を全て削除
6. DataStore.edbの削除
%windir%\SoftwareDistribution\DataStore\内を全て削除
念のためこのタイミングで再起動を推奨します。
7. Windows Updateを実行
CBS.logとDataStore.edbを再構築するためにWindows Updateを実施します。
もしインストール除外するパッチがある場合
その設定が全てリセットされてますので改めて指定して下さい。
再起動しない場合は先にNET START WUAUSERV
を実行
8. 環境変数のTEMPとTMPの変更
ウィンドウズキー+R→control sysdm.cpl
を実行
[詳細設計]-[環境変数]
TEMPとTMPの値をディレクトリをウィンドウズキー+R→貼り付けで開き
とりあえずお気に入りに登録しましょう
D:\TMPを作成し
TEMPとTMPをダブルクリックしD:\TMPと入力し[OK]
9. システム変数のTEMPとTMPの変更
8の操作のまま
[システム環境変数]のTEMPとTMPの値をディレクトリをウィンドウズキー+R→貼り付けで開き
とりあえずお気に入りに登録しましょう
TEMPとTMPをダブルクリックしD:\TMPと入力し[OK]-[OK]
メモリが潤沢にあるのでしたらRAMDISKを作成し指定してもいいでしょう。
10. 仮想メモリの無効なしは削減
ウィンドウズキー+R→control sysdm.cpl
を実行
[詳細設計]-パフォーマンス[設定]-[詳細設計]で
"すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する"のチェックボックスをON
どれかのドライブを選択し仮想メモリ[変更]
カスタムサイズのラジオボタンをクリック、"16"をそれぞれ入力[設定]-[OK]-[OK]
このタイミングで指示通りに再起動がこの後の作業で必須です。
仮想メモリなしでも構わないのですがWindowsバージョン次第で性能劣化があったと聞いたことがあります。
環境次第で800Mやメモリ以上に指定して構いませんが
メモリが4G未満でない限り不要かと
16以外の数字の場合極力C:\以外にしましょう。
11. システム/環境変数の旧TEMPとTMPを削除
8と9の作業で保存したお気に入り開き
全てのファイルを削除します。
12. ハイバネーションの無効化
ハイバネーションが何かは他のサイトを検索下さい。
メモリの分だけ容量が減らせます。
[スタートメニュー]-[プログラムとファイルの検索]にてcmdを入力
cmd.exeを右クリックし、[管理者として実行]
powercfg.exe /hibernate off
13. ダウンロード、デスクトップ領域の移動
ウィンドウズキー+R→`%USERPROFILE%`
ダウンロードを右クリックし、切り取りD:\へ貼り付けます。
デスクトップを右クリックし、切り取りD:\へ貼り付けます。
14. ディスクのクリーンアップ
Cドライブのプロパティを開き、
ディスクのクリーンアップ→システム ファイルのクリーンアップ
Windows Updatのクリーンアップを行う。
他のファイルも膨れ上がらないのでしたら削除して構いません
以上です。いかがでしたでしょうか。
画像が欲しい?反響がそれなりならやります。
どれくらいCドライブを確保すればいいのか
Cドライブにしか保存できないファイルがない限り
基本領域
26.5G+スワップファイル+消さなかった容量+他のインストール
消さなかった容量とはスワップファイルやハイバネーションの無効化を行い場合の容量になります。
HDDの場合は
基本領域*150%以上
でしょうか。
SSDの場合
TRIM領域を十分に確保する場合は容量の50%程度確保のため余裕を見て
基本領域*300%
TRIM領域をそれなりに確保する場合は容量の34%程度確保のため余裕を見て
基本領域*200%
TRIM領域を性能が低下ギリギリ(15%程度)にする場合は容量の20%程度確保のため余裕を見て
基本領域*150%
推奨は
スワップファイル16M、ハイバネーション抜きでざっくり
50GiBです。
40GiBだと今後のパッチとかC:\必須な領域考えると辛いかな。
32bitなら40GiBでいいと思います。