2023年10月の20日ごろだったか、何かの拍子にAWSサイトでAmazon Kendraを知り、元CRMのプリセールスの私、もちろんFAQの知見もあるので「会社のために一発社内FAQサイトのデモでも見せてやるか。」と思ったのが間違いの始まり。平日昼間はPM業務をおこなっているので、技術検証も兼ねてあくまで趣味の範疇として自分のアカウントで開始。
ある日何気にAWS Cost Explorerを開いたら、あらまビックリ仰天。
$600弱?この円安の時に...。
原因の追究はこの画面を下にスクロールするとサービス別のコストの確認ができます。
「Kendra」の左側が「-」になっていますが、デフォルトは「+」でリージョンが隠れた状態ですが、ここで犯人はKendraであることが確認できます。
老後資金取り崩さねば...。など考えつつも「750h分の無料枠があったはず」と思いサイドメニューの「無料利用枠」をクリックすると
Kendraにフォーカスすると下図の通り「現在の使用量」が279hと表示されていて、すなわち750hに達していません。
ここで、「どういうこっちゃ?」と思いサポートへ問い合わせた結果がこちら。
要約すると、「開始から30日間無料」なので、10月に使った分があり、現在の請求見積額は11月分なので、当たり前の話ですが無料枠の750hから10月利用分が差し引かれた時間に対する超過分を請求します。というものです。繰り返しですが当たり前の話です。
10月の無料枠が512.283h、11月が279.258hが無料とのことなので合計791.541h分と750h以上無料にしていただけるようですが、それでも337.10h+消費税は請求されるようです。
Kendraの操作等は別の方の記事に委ねて、本件では割愛いたしますが、とにかく時間がかかる処理です。数百ページのpdfファイルなんかのIndex化だと一晩は平気でかかります。
確かに今思えばこのような学術的ファイルを複数Index化させましたが...。こんなに時間がかかるとは思わなかったし...。(完全にあとの祭り)
AWS Pricing calculatorで計算しようとも、「Amazon Kendra Developer Edition の時間 (1 か月あたり)」の入力を促されるのですが、そもそもこの時間が読めません。Enterprise Editionの場合は「接続されたドキュメントの合計数」と「1 日あたりの検索/クエリの総数」を入れることができるので、いくらかは読めるのかなとも思いますがEnterprise Editionには無料枠はありません。
Amazon Kendraの機能については操作も簡単で、半日程度でFAQサイトを作ることができました。
ですが、料金実績に伴うファイルサイズの要領が理解できるまでは、回答用のファイルサイズはできるだけ小さなもので始められることをおススメします。