この記事はScratch Advent Calendar 2019 12/22の記事です。
突然ですが、Scratchって、面白いですよね!!
親しみやすいUIでありながら、作品を作り込もうとしたらかなり凝った物が作れるため、プログラミング初学者にオススメしたいツールです。
Scratchを使って音楽を演奏する体験を通じて、学習者にどの様な力が身につくかを説明したいと思います。
テーマ曲と事前準備
今回のテーマ曲はきよしこの夜と言う、言わずとしれた名曲です。
小さい頃にハンドベルなどで演奏した事があると言う方も多いのではないでしょうか?
楽譜もインターネットで確認出来るため、これを見ながらScratchで再現していきます。
https://ototama.com/music/folksong/score.php?id=231
事前準備は、Scratchの「音楽」を有効にするのみです。
以下画面キャプチャを参考に有効にしてください。
Scratchプロジェクトの画面左下にある、拡張機能を追加をクリックする。
これで準備は完了です!!
楽譜を読みながらScratchで再現する。
冒頭の「きーよぉしー こぉーのよーるー」をScratchで演奏してみたいと思います。
ドレミで言うと、「そーらそーみー そーらそーみー」になります。
※拍が適当な所はご容赦いただけると幸いです。。。
どうでしょう?こうなったら良いのにな・こうした方が良いのではといった違和感を感じますでしょうか?
以下違和感を感じたら、大変センスがあります。
・「きーよぉーしー」と「こぉーのよーるー」が同じブロックを使うため、めんどくさい。
・「67の音符」と言われてもピンとこない。
Scratchは、同じ動きをする作品でも作り方にこだわる事で、以下の様な利点があります。
・変数の概念が身に付く
・繰り返しの概念が身に付く
輪唱にしてみる
カエルの歌で有名な、同じ旋律を一定の間隔でずらして歌う輪唱をScratchで再現してみます。
組み上げたブロックがこちら。
上記ブロックには、以下の概念が盛り込まれています。
・関数の概念
・非同期プログラミングの概念
Scratchが上達していくと、一度に複数のスプライトに対してお願いをしたくなる事が良くあります。
「メッセージを送る」という直感的な文言で非同期プログラミングの感性が身につくのはとても素晴らしい事ではないでしょうか?
まとめ
Scratchは遊びながらプログラミングの感覚を養うのに最適なツールです。
音楽意外にも流行りのAIやIoTの要素もいれる事が出来るので、ぜひ色々試して見てください!!