背景
少し盛っているタイトルとなり、すみません。
行ってみた事は下記になります。
- 数百の文章が保存されているcsvファイルを取得
- AWSのBedrockのtitanを使って、それぞれの文章を1536次元ベクトルに変換
- 1536次元ベクトルを、umapで適当な次元に次元削減
- 次元削減したベクトルを、hdbscanでクラスタリング
- 同じクラスターに所属する文章を、AWSのBedrockのclaudeに投げて、話題を取得
イメージとしては、
「クラスタリングの結果、どのような話題かは分からないけれど、似た話題の文章でクラスターが構成されていると仮定して、それぞれのクラスター毎に属する文章をclaudeに「これらの文章の話題は何?」と投げれば、クラスターの数の話題を、数百の文章から取得出来るのでは?!」
になります。
数百の文章を直接claudeに投げる事も考えましたが、トークン数が多くてAPIリクエストの制約に抵触したり、「Garbage In, Garbage Out」ではありませんけれど、claudeに投げる前にある程度文章を纏めてから投げた方がイイのかな、と思って、この流れにしました。
AWSのBedrockのtitanを使ってみた
今回はAWS SageMakerのNotebookインスタンスで実行する形にしています。
Notebookインスタンスの作成方法や、Notebookインスタンスにどのようなロールを付けるかの記載は割愛します。
ロールはこれの他に、S3アクセスのロールも付けました。
まずは数百の文章を取得します。
今回はこちらの記事で取得した文章を用います。
取得後、本文の列は残して、要約文の列は今回は使わないので削除します。その代わりにID列を作って、0~で番号付けしました。
今回は100文章だけ使います。100文章だけにしたcsvファイルをS3に保存します。
では、Notebookインスタンスを触っていきます
まずは、インストールされていないライブラリーをpipでインストールします。
!pip install hdbscan==0.8.38.post1
!pip install umap-learn==0.5.6
続いて、Pythonコードを書いていきます。
今回使うライブラリーをインポートします。
import json
import time
import numpy as np
import pandas as pd
import boto3
np.random.seed(3407)
S3やBedrockを使うための変数を設定します。
S3_CLIENT = boto3.client("s3")
BEDROCK = boto3.client(service_name="bedrock-runtime", region_name="ap-northeast-1")
MODELID_TITAN_EMBEDDING = "amazon.titan-embed-text-v1"
S3に保存したcsvファイルを取得して、pandasのDataFrameの形にします。
source_data = S3_CLIENT.get_object(Bucket="sagemaker-ap-northeast-1-*****",
Key="data-for-machine-learning/*****/text_summary_100.csv")
text_df = pd.read_csv(source_data["Body"],
encoding="utf-8")
print(text_df)
id text
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[100 rows x 2 columns]
では、Bedrockのtitanを使って、文章から1536次元ベクトルを取得する関数を作ります。
def call_bedrock_titan_embedding(textdata, **kwargs):
bedrock = kwargs["bedrock"]
model_id = kwargs["model_id"]
body = json.dumps({"inputText": "{a}".format(a=textdata)})
response = bedrock.invoke_model(body=body,
modelId=model_id,
accept="*/*",
contentType="application/json")
response_body = json.loads(response.get("body").read())
response_body_embedding = response_body.get("embedding")
response_body_inputtokencount = int(response_body.get("inputTextTokenCount"))
embedding_vector = np.array(response_body_embedding).reshape(1, -1)
return embedding_vector, response_body_inputtokencount
def from_text_to_vector(doc_df):
text_vector_list = []
sum_token_count = 0
sum_sum_letter_count = 0
sum_sum_token_count = 0
for text_id, text in doc_df["text"].items():
text_vector, token_count = call_bedrock_titan_embedding(textdata=text,
bedrock=BEDROCK,
model_id=MODELID_TITAN_EMBEDDING)
text_vector_list.append(text_vector)
sum_token_count += token_count
sum_sum_letter_count += len(text)
sum_sum_token_count += token_count
if sum_token_count >= 150000:
time.sleep(30)
sum_token_count = 0
else:
continue
print("合計文字数は", sum_sum_letter_count)
print("token合計数は", sum_sum_token_count)
df_vector_all = np.concatenate(text_vector_list,
axis=0)
return df_vector_all
ベクトル化を行う時に呼び出す関数は「from_text_to_vector」の方で、もう一つの関数「call_bedrock_titan_embedding」は、関数「from_text_to_vector」で呼び出すものになります。
関数「call_bedrock_titan_embedding」は、実際にBedrockのtitanへ文章を投げて、1536次元ベクトルを受け取る処理になります。
コードはこちらを参考にしました。
関数「from_text_to_vector」は、関数「call_bedrock_titan_embedding」を呼び出しつつ、リクエストトークン数が多くなってきた時にクォータに抵触しないように30秒の待ちを行ったり、文章毎に取得した1536次元ベクトルをコンカチして、(文章数, 1536)行列の変換を行ったりしてます。
では、これらの関数を使って、100文章から(100, 1536)行列を取得してみます。
text_vector = from_text_to_vector(doc_df=text_df)
print(text_vector.shape)
print(text_vector[0])
合計文字数は 76023
token合計数は 42322
(100, 1536)
[ 0.9541184 -0.07700917 0.09039915 ... -0.16621698 0.20516537
0.2917338 ]
想定通りの動きをしてくれました。
今回は以上になります。
次回は、(100, 1536)行列を(100, 適当な次元数)行列へ次元削減して、クラスタリングを行ってみます。
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