インストーラーを使わず、環境変数を変更せずにgoをvscodeでデバッグしてみたかった

はじめに

職場で暇なときにGoでもやってみようかって思いたったんだけど、GoもGitもインストーラだったり環境変数の変更が必要だったりとチェックに引っ掛かりそうなのが嫌なので環境設定やインストール情報に余計な情報を足さずにgoをvscodeでデバッグできるようにしたくなったのでチャレンジしてみました。
はじめてのgoでもあったりします！

必要なファイルを入手

1. vscodeをダウンロード
   https://code.visualstudio.com/download
   VSCode-win32-x64-1.29.1.zipをダウンロードしました。

2. Goをダウンロード
   https://golang.org/dl/
   go1.11.2.windows-amd64.zipをダウンロードしました。

3. delveをダウンロード
   https://github.com/derekparker/delve
   delve-master.zipをダウンロードしました。

下準備

• 作業フォルダを以下のように作成しました。

D:\work
	+ vscode
	+ go
	+ gopath

• VSCode-win32-x64-1.29.1.zipの中をD:\work\vscodeに解凍しました。
• go1.11.2.windows-amd64.zipの中のgoフォルダの中をD:\work\goに解凍しました。
• delveを使えるようにするためにD:\work\gopathに以下のフォルダを作成します。

D:\work\gopath
	+ bin
	+ src\github.com\derekparker\delve

• delve-master.zipの中のdelve-masterの中のファイル、および、フォルダをD:\work\gopath\src\github.com\derekparker\delveに解凍しました。

• コマンドプロンプトを起動して以下のように実行しちゃいます。

> D:
> CD D:\work\go\bin
> SET GOROOT=D:\work\go
> SET GOPATH=D:\work\gopath
> go install github.com/derekparker/delve/cmd/dlv

vscodeの設定

適当にワークスペースを作成してmain.goなどのファイルを作成してGoを使えるようにしてとvscodeに怒られるので適当にインストールしました。

launch.json

GOROOTやGOPATHを環境変数に追加しないから、そのままでは実行できないのでlaunch.josnに環境変数を追加するようにします。

{
    // Use IntelliSense to learn about possible attributes.
    // Hover to view descriptions of existing attributes.
    // For more information, visit: https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=830387
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
        {
            "name": "Goを起動するよ！",
            "type": "go",
            "request": "launch",
            "mode": "auto",
            "program": "${workspaceFolder}/main.go",
            "env": {
                "GOROOT": "D:\\work\\go",
                "GOPATH": "D:\\work\\gopath",
            },
            "args": []
        }
    ]
}

最後に

毎回Gitから手動でダウンロードして解凍して使うのはめんどくさい！
でもこれで簡単なことはできるようになりました！