TL;DR
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特徴
- オープンソース (リンク)
- boot USBを作る
- ISOを直接起動可能
- 複数のOSを入れることができる
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導入手段
- USBドライブを挿してVentoyのソフトで初期化
- ISOファイル等をUSBドライブ内の特定の場所に入れるだけで設定完了
- LinuxだけでなくWindowsも使用可能 (対応OS)
はじめに
システム管理者として以下のOSを起動できるboot USBが必要でした。また、ISOファイルを展開せずに直接起動可能な手段を探していました。
- Ubuntu
- Memtest86+
- SystemRescue
- Windowsインストーラー
検討したツール
- Grub2でのmenuentryを手動で設定
- Linuxのディストリビューションに関しては多くの参考情報があり、実装できましたが、WindowsをISOファイルから直接起動する方法に関しては情報が少なく、実現できませんでした。
- FAT32の最大容量制限によりISOファイルをUSBドライブの中に入れることができませんでした
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Multibootusb
- 使用しようと思いましたが、メンテナンスが止まっており、メインページのリンクが切れていました。そのことについて調べている最中に見つけたgithubのissueでVentoyというツールが話題に挙がっていましたので今回用いることになりました。
特徴
- GPLv3+
- 起動すると選択画面が出るので、そこから複数のOSを選択可能
- ISOファイルをUSBに入れて直接起動することができる
- 多くのISO、ディストリビューションでの動作確認済み
- 4GB以上のISOファイルにも対応
- MBR、GPTに対応
- ISOファイルを入れるパーティションはデフォルトのexFAT以外でFAT32/NTFS/UDF/XFS/Ext2(3)(4)を用いることができる
- BIOS、UEFIに対応
- UEFI Secure Bootに対応
導入方法
導入方法に関しては単純であり、そのまま転載となってしまいますので、今回はリンクを載せるだけにとどめておきます。導入手段
- アプリケーションでのUSBの初期化後、できたパーティションにISOファイルを入れることで準備完了
- 環境
- Windowsではexeファイルを用いてboot USBを作成可能
- LinuxではCLIとGUIの両方を用意
起動方法
他のboot USBと同じです。F2,F8,Delete(機種による)などのキーを起動時に連打し、ブートオプションを出します。ブートオプションからこのUSBドライブを選択し、起動します。すると、OSの選択画面が出てきますので、選択をして起動完了です。