背景
現職では、新卒エンジニアが配属されたことがありませんでした。そのため、新卒エンジニアのオンボーディングのプログラムもノウハウもありませんでした。
マネージャーとして新卒受け入れを段取りしたので、振り返ります。
私がやったこと
- 人事と教育係と連携して、外部研修のフォロー
- 7月以降のスケジュール作成
- PC含めた必需品手配の連携
- 教育係の相談役
- 基本情報技術者を取得推奨にする
スケジュール
- 3月までに
- 人事と連携し外部研修の手配
- 教育係の指名
- 4月
- 新卒入社
- 配属と教育係の発表
- 配属先との顔合わせ
- 4月~6月
- 外部研修(3ヶ月)
- 7月
- 原則出社
- 開発環境構築
- 製品学習
- リモート業務準備
- 基本情報技術者の勉強
- 8月~12月
- 新卒と教育係は週1出社
- 1月~
- 基本リモート
やってよかったこと
- 外部研修
- 他社の新卒と合同の研修のため、同期に近い知り合いができていた
- 社会人の基礎も教えてくれた
- 基本情報技術者を取得推奨にする
- 研修では言語やチーム開発の基本が主でOSやネットワークなどの知識が薄い
- 会話時の前提レベルがわかる
- 受かると報奨金がでる
- 申請方法(社内システム)を教えられる
- フルリモートへのソフトランディング
- テキストでの相談の仕方を教えやすい
- オンライン会議の活用の仕方を教えやすい
- 最初は隣通しでオンライン会議をやって慣れてもらった
- 画面共有しての説明が相手から見てどうなるかを実感してもらった
- 教育係がどうやって画面共有を活用してるか見てもらえる
- トラブル時にどうしたらいいかのフォロー
- 出社時のアウェー感が薄くなる
- マネージャー層(週4出社)が新卒のタイプを把握しやすい
- 開発環境構築
- PCにパーツを自分で追加してもらいOSインストールからしてもらった
- 未経験の人が多いのでここで経験しておいてもらった
- 注:パーツ追加やOS入れ替えが時々必要になる職場
反省点
- 手順書が中途むけでレベルがあわなかった
- 開発としての共通で教えることと、配属チームで教えることの線引きがよくなかった
- 教育係にかかる負担の見積もりが甘かった
- 教育係以外のメンバーとの交流のタイミングを用意してなかった
- 技術レベルの確認方法を用意してなかった
来年度にむけて
新卒採用を続ける予定です。
今年度は実際に受け入れてみると想定外が多々発生し、受け入れのプログラムの改善が必要になる日々でした。改善点はメモしてあるので、来年度はもう少しスムーズにしたいです。
新卒受け入れプログラムを公開している各社の情報はとても参考になりました。ありがとうございました。