はじめに
最近は実装よりも、リーダーとして進捗管理や要望の調整をしていることが多くなりました。
昔、「なんでリーダーはこんなことを聞くのだろう」と思っていたことに対する、今の私からの回答です。
人によっては違う意図で聞いてると思いますので、こんな考え方もあるという参考までに。
前提
私はエンジニアの育成もしている立場で、製品開発の管理とともにライン管理もしています。
リリーススケジュールを考慮して、開発を管理しつつ、勤怠管理をしつつメンバー育成をする立場です。
製品は機能でいくつかのチームに分かれていて、1つのバージョンに複数のチームの修正が入ってリリースされます。
通話での毎日の進捗確認
どんな状況かの確認です。開発進捗も勤怠も問題の芽をひろって対応するきっかけを作ろうとしています。
特に気にしているのはこのあたりですね。
- 体調不良だったりしないか?
- 休みを言い出せなかったりしてないか?
- 仕事量やレベルは適切か?
- どういう風に作業してるのか?簡単なやり方を知らなくて苦労してないか?
- 製品特有の作業手順を知らなくて間違ったことしてないか?
- 他のメンバーとコミュニケーションとれてるか?
勤怠チェックと修正依頼
基本的にリモートなのは開発だけなので、トラブルがあると制度の見直しや出社が基本に変わる可能性があります。そのため問題が起きないように神経をとがらせています。
ちょっとしたミスでもPCの稼働ログと本人の申告がずれたまま管理部門に届くと勤怠の虚偽になって大問題になります。
私のところで修正できれば問題にならないので少しでもおかしなところがあれば確認します。
ときには1分残業がおかしいとかのレベルで確認します。
ボトルネックある?
誰かの作業が終わって無いのであれば、作業がスムーズに進むように確認や調整をしなければなりません。もしかしたら、スケジュールの引き直しが必要かもしれません。
状況を確認し改善手段の認識合わせをして、開発が進むような段取りをしようと思って聞いています。
行き詰まってない?次に何をするか具体的に見えてる?
できないと言い出せない人もいるのでこういう聞き方をしています。
行き詰まりかけてるとか、具体的な作業手順が説明できない場合はフォローをする必要があると判断します。
進捗がよくないときや、進捗報告が明確じゃないときによく使います。ただ、変な勘ぐりをされないように大丈夫そうな状況でも聞くように意識しています。
どういう手順で進めてる?
製品特有の作業手順を知らなくて間違った作業になってないかを気にしています。
優先順位の考え方があっているかの確認をしたいときも使います。
これ確認した?
よくテスト漏れや作業漏れになるやつですね。
心配な人に直接聞くこともありますが、一緒に話をしている別の人に気を付けて貰いたくて言うときもあります。
こっそり作業予定に追加して確認しておいてくれれば指摘しなくて済むので。
どのくらいかかりそう?
現実的なスケジュール組みたいので聞いています。「スムーズに行けばxxくらい、経験則から言うと更にxxくらいかかる」と言うような回答だと嬉しいです。
関係者が無茶な日程を出してこないように、開発の見立てを先に出したくて聞いているときもあります。
その心は?その意図は?
私は違うと思っているが、実はメンバーの意見も正しいかもしれないと思って聞いています。
話を聞いてみると以下のように色々なパターンがありますね。
- 前提条件が伝わってなかったり
- 考慮がたりてなかったり
- 私が間違ってたり
- メンバーが間違ってたり
終わりに
突然思い立って書いたので、よく聞く質問が抜けているかもしれません。
反応によっては続編を書くかも知れないです。