仕事の都合で、おもしろそうな汎用型のIoTデバイスのことを調べる必要があったので、せっかくなのでまとめてみます。
###1.エッジコンピューティングゲートウェイCONEXIOBlackBear
メモリーが2GB、ストレージが32GB(eMMC)。
CPUはARM Cortex-A9、GPU(Vivante)内蔵。OSはYocto Based Linux。
インターフェースが
・Ethernet(10BASE-Te/100BASE-TX/1000BASE-T)
・WiFi(802.11 ac/a/b/g/n)
・USB2.0 Type A x1
・Bluetooth4.2(BLE)
・RS485/RS422/RS232C(選択可能)x1 ・CAN ×2
・DI x4
・DO x4
・LED ×6
・microSDXCカードスロット
GNSS:
・GPS L1C/A
・QZSS 〈みちびき〉L1C/A
・GLONASS L1OF
・BeiDou B1I
・Galileo E1B/C
LTE:
日本向け仕様:LTE Cat.4 only
海外向けモデル:LTE,3G,2G
LPWA、Wi-SUN、EnOcean などオプション追加可能
CAN I/Fを2系統搭載
ACCによる停止が可能
##CAN(Controller Area Network)プロトコルってなんだ?
猿でも分かるCANプロトコルの基本
https://qiita.com/mindwood/items/93d5c2dc0e340cc20769
が一番わかりやすかった。
CAN(Controller Area Network)が開発される以前、自動車メーカーはポイントツーポイント方式(1対1で接続する専用経路)で電子制御ユニット(ECU)の接続を行っていたが、車両に使われる電子部品の数が増えるにつれ、重くて高価なワイヤハーネス(電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にしたもの)が邪魔になってきた。これを車載ネットワークに置き換え、コスト削減と軽量化を図ったのがCANの始まりだ。
ピアツーピア(読み書きのタイミングを制御するマスタデバイスが存在しないこと)のシリアルバスであり、現在では車載分野を超えて、ファクトリーオートメーションやIoTなど多様な分野へと拡大している。
自動車のエンジン制御に使われるだけあって信頼性が高いため、医療系の組み込みネットワークとしてもCANが利用されている。手術台や照明、カメラ、X線装置などもCANで制御している病院がある。
##ACCってなんだ?
車のACC(アクセサリー)電源とIG(イグニッション)電源はどう違う?タイミングがポイント?
https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/car-acc-ig-difference/
クラウド系の認定をきちんと取得していますね。
AWS IoT Greengrass認定
Azure Certified for IoT対応認定
SORACOM認定デバイス
海外の認定も。
【取得済み】日本・台湾、アメリカ・カナダ、EU28ヶ国、 アイスランド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン、トルコ ASEAN8ヶ国(インドネシア、マレーシア、 フィリピン、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオス、 カンボジア)、インド。
【取得予定】シンガポール
Node-RED、Node.js、Python3のインストール、自動起動の設定が済んでいる
「Raspberry Pi 4B」および「Raspberry Pi 3B+」+ケース
にTibbitブロックを増設可能にしたもの
ダイレクトI/Oブロック(センサー接続)
I/Oブロック(RS232、RS485等の接続ポート)
Inputブロック
コネクタ/センサ/LED等
電源ブロック
Outputブロック
工場排水の水質検査、農業用ハウスでの温湿度、屋外活動の暑さ指数、河川の水位、気象の雨量計など計測器からの外部出力(4-20mA)を接続可能
対象:ガス計測器、ガス測定器、導電率計、pH計、直流電圧計 / 直流電流計、風向風速計、撹拌機、温度調節器、圧力計、回転検出器、流量計、変位計
通信:3G/4G LTE
電源:ACアダプタ)
入力:DC 4〜20mA × 4
4-20mA:
アナログ出力の一種で、4-20は電流出力の範囲が4mAから20mAの範囲で出力されるという意味。計装用機器の標準アナログ出力を中心に、センサの出力や制御信号として幅広く使用されている。
###4.アナログ4-20mA出力対応IoT無線ユニット「アナログコンバーター」
① 4-20mA入力に加え接点入力も対応
② 既存のセンサーや計測器を簡単にIoT化
③ Sigfoxによるデータ通信
④ 電池駆動で工事不要
⑤ 屋外使用可能な防水構造(IPX5)
用途:タンクの残量管理、水位・冠水監視、設備異常監視、温度管理
接点出力センサーを接続し、Air Sigfox を使用して容易に IoT 化が可能
###6.SensorNode
ARM:STM32
NB-IOT(双方向、低コスト)通信
UDP/TCP/CoAP/LwM2M等
遠隔監視
リモートデバイス管理
リモート・ファームウェアアップデート
6000mAhバッテリー
過充電保護のPSM機能付き
内蔵センサー:6軸加速度センサー/GPSセンサー
・PLCプロトコル標準搭載
・接点入力(2点)でセンサ等とつながる
・Modbus対応機器と接続
接続機器
・PLC/コントローラ
・モータードライバ・インバータ
・温調器・記録計・電力計
・デジタル入力/アナログ入力ユニット・信号変換器
耐環境性が高いチップ型SIM(eSIM)を内蔵
電波法技術基準適合証明取得
海外電波法に順次対応予定
SORACOM認定デバイス
###8.SmartFit
・アルカリ単3電池2本 ・Micro USBケーブル経由DC5V
(電池寿命最大4年(Cat.M1で1日1回通信時))
・LTE Cat.M1
・接点入力x2 N.O(. a接点) ・接点出力x2
・オプションセンサ追加用端子(ケース内部用×1、外部用×1)
・6種類のセンサと外部信号を送信
SORACOM Harvest使用
SORACOM認定デバイス
まだまだ、いっぱいあるようですが、とりあえずここまでです。