プリミティブ型
juliaでは、様々な型を定義することができます。juliaで定義される型は、基本的な型(=プリミティブ型)から派生した複雑な型まで、幅広い種類があります。
「プリミティブ型」とは言語内部に定義されている型のことで、プログラムで直接使用することができます。
juliaで定義されるプリミティブ型には、次のようなものがあります。
- 整数型: Int8, Int16, Int32, Int64, Int128, UInt8, UInt16, UInt32, UInt64, UInt128
- 浮動小数点型: Float16, Float32, Float64
- 真偽値型: Bool
- 文字列型: Char, String
Uintは負の値を取らない符号なしの整数です。Uintは符号がない分だけ桁数が増えます。
型指定をする場合
例えば、Int64型を指定する場合には、次のようにします。
# 変数xをInt64型として定義する
x::Int64 = 1
# 変数xを使用する
println(x)
型指定をしない場合
型指定を行わない場合、自動的に変数の型を推定します。
x = 1
println(typeof(x))
# Int64
y = 1.0
println(typeof(y))
#Float64
z = true
println(typeof(z))
#Bool
上記の例では、変数x、y、zを定義しましたが、それぞれの型を明示的に指定していません。juliaは、自動的に変数x、y、zの型を推定します。
型指定を行わない場合、次のような問題が発生することがあります。
- プログラムのバグが発生しやすくなる
型指定を行わない場合、変数の型が明示されていないためバグが発生しやすくなる場合もあります
型の推定はマシンによって型の精度が異なります。(Int32の場合やInt64の場合等がある)