robocopy
Linux の rsync 的なコピーコマンド。
Windows Vista 以降、Windows Server 2008 以降では標準コマンドとして用意されている。
Windows 2000, XP, Windows Server 2003 はリソースキットをダウンロードして利用可能。
以下、自分でよく利用するオプション。
使用法 : ROBOCOPY コピー元 コピー先 [ファイル [ファイル]...] [オプション]
コピー元 : コピー元ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー\共有\パス)。
コピー先 : コピー先ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー\共有\パス)。
ファイル : コピーするファイル (名前/ワイルドカード: 既定値は「*.*」です)
使用例 : ROBOCOPY D:\temp N:\TEMP /log:N:\TEMP_LOG.TXT /TEE /NP
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
/S | サブディレクトリをコピーしますが、空のディレクトリはコピーしません。 |
/E | 空のディレクトリを含むサブディレクトリをコピーします。 |
/PURGE | 既にコピー元に存在しないコピー先のファイル/ディレクトリを削除します。 |
/COPY:コピーフラグ | ファイルにコピーする情報 (既定値は /COPY:DAT)。 (コピーフラグ: D= データ、A= 属性、T= タイムスタンプ)。 (S= セキュリティ =NTFS ACL、O= 所有者情報、U= 監査情報)。 |
/MIR | ディレクトリ ツリーをミラー化します (/E および /PURGE と同等) |
/LOG:ファイル | ログ ファイルに状態を出力します (既存のログを上書きします)。 |
/LOG+:ファイル | ログ ファイルに状態を出力します (既存のログ ファイルに追加します)。 |
/NP | 進行状況なし - コピーの完了率を表示しません。 |
/TEE | コンソール ウィンドウとログ ファイルに出力します。 |
/R:n | 失敗したコピーに対する再試行数: 既定値は 1,000,000。 |
/W:n | 再試行と再試行の間の待機時間: 既定値は、30 秒です。 |
/REG | 既定の設定としてレジストリに R:n と /W:n を保存します。 |
その他
コピー時のアクセス権エラー
WindowsからNASにコピーする際、次のようなエラーが出力されることがある。
(詳細は調べていないが、LAN内でWindowsからLinuxへコピーする際?)
30 秒間待機しています... 再試行しています...
2015/02/05 01:59:03 エラー 5 (0x00000005) ファイル属性を変更しています m:\temp\
アクセスが拒否されました。
この問題を回避するには、コピーの際に属性情報を含めないようにすれば良いようです。
robocopy d:\temp m:\temp /copy:DT
copyオプションのデフォルト値は DAT
D:データ
A:属性情報
T:日付情報