AHC でローカルテストを行う（Python）

概要

AHC のローカルテストを Windows で行う方法を残したが、後々スコアを分析したりするには機能が弱いので、Python を通したほうが良さそうな感じがした。Jupyter で、回すのも楽そうだし。

前提

• AHC の大会で配布しているチェッカを使える状態にしてある
  • vis.exe in.txt out.txt

本編

スコアチェックを Python 上から動かす

Python の subprocess モジュールでコマンド実行する。

• コマンド実行は subprocess.run(command) で流すが、以下を指定
  • subprocess.run のドキュメント
  • シェル実行を指定するのに shell=True
  • 出力したときのスコア（の文字列）がほしいので stdout=subprocess.PIPE
  • 戻り値が文字列ではなくて、CompletedProcess が返ってくるので、obj.stdout.decode() で文字列を取り出す

command は vis.exe in.txt out.txt を実行するので、これをこのまま文字列で指定

import subprocess

command = "vis.exe in.txt out.txt"

out = subprocess.run(command, shell=True, stdout=subprocess.PIPE)
print(out.stdout.decode())

複数のスコアチェックを Python 上から動かす

複数のファイルが有るなら、in.txt out.txt が変わるだけ。

• 連番になっているなら for .. in range() で回してもいいし
• Path オブジェクトでフォルダを取得しておいて、iterdir() で回す、というというのもあるか

# 確認プログラムの実行関数
def check(filename, print_cmd: bool = False):
    # ファイルパス folder_in や folder_out は、計算した結果を入れておくフォルダの Path オブジェクト
    file_in = folder_in.joinpath(filename)
    file_out = folder_out.joinpath(filename)

    command_check = f"{str(file_check)} {str(file_in)} {str(file_out)}"  # 確認プログラムの実行
    if print_cmd:
        print(command_check)

    # コマンド実行
    out = subprocess.run(command_check, shell=True, stdout=subprocess.PIPE, stderr=subprocess.PIPE)
    string_out = out.stdout.decode()
    return int(string_out.split()[2])  # Score = #####


# folder_in 内のファイルを逐次処理 / スコア確認
score_total = 0
count = 0

for p in folder_in.iterdir():
    # execute(p.name)  # 計算実行
    score_total += check(p.name)   # スコア確認事項
    count += 1

これで値は取り出せました。