この記事はAtlassian Advent Calendar 2012の15日目です。明日は @kokuzawaさんの、FishEyeについてです。
前回に続いて、HipChatとJIRAの連携方法を紹介します。
同じAtlassianの製品なので、JIRAとHipChatの連携は簡単です。
- JIRA管理画面でHipChatのAdmin Tokenを登録
- ワークフローのカスタムアクションでHipChatへの連携を定義
Admin Tokenの登録
(以下はAtlassian On Demaindでのやり方になります)
- JIRAの管理メニュー > System > Mail > HipChat Configurationを選択
- HipChatのAPI Tokenを設定
これだけです。
ワークフローでのアクション定義
さて次に「どういうイベントが発生した際にHipChatに連携するか」を設定する必要があります。
例えば、「ステータスREVIEWに遷移したときに通知」「Issue Typeがバグの場合は、起票時に通知」といった具合です。
これらはワークフローで設定します。
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プロジェクト管理 > workflowsを選択
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ワークフローを編集
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HipChatに連携したいワークフロー遷移(例えば、create issue)の設定メニューから、"view post functions" を選択
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Add post function を選択
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JQLで条件を指定したり、通知するルームを指定。例えば、JQLで、
IssueType = "Bug"
と指定すれば、バグのみが対象となります。 -
addしたステップはpost functionsの先頭に追加されてしまうので、move downで一番後ろに来るようにします。
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ワークフローをpublish
これでOKです。
連携
連携が完了すると、下図のような通知がHipChatに出ます。
タスクへのリンクも張られるので、通知を確認次第JIRAの該当Issueにジャンプできるのでかなり便利です。
see: atlassianの連携解説サイト (図もお借りしました)
活用法
Scurm boardを使っていると、バグを起票したときはまずBacklogに積まれて、Sprintには入ってきません。これはこれで正しい動き(勝手に入ってこられても困る)のですが、バグに気がつかない事があります。
バグが作成されたらHipChatに連携するようにしておけばルームに通知されますし、OSXなら通知エリアにも表示されます。(iPhoneならiPhoneにも!!) 見過ごしが無くなり便利です。