LoginSignup
0
1

TiDB Serverlessの請求設定

Last updated at Posted at 2023-09-27

Cloud破産を避けるために

TiDB ServerlessはFree Tierがありますが、それを超える利用も従量課金で可能になっています。
従量課金・・・怖いですよね。ですが、TiDB ServerlessにはQuota設定があり、利用上限を設定できるのです!
ここではTiDB Serverlessの請求設定とQuota設定について説明します。

請求設定

TiDB Serverlessでの請求方法には、

  1. クレジットカードでの請求
  2. AWSの請求と合算 (Consolidated Billing)
    の二つの方法が利用できます。今回はクレジットカードを設定していくことにします。

TiDB Cloudコンソールの左下から、ビルのアイコンをクリックして、Billing画面に移ります。ここの、Add a New Cardからクレジットカードが登録できます。

スクリーンショット 2023-09-27 9.45.37.png

Quota設定

Quotaの設定は、クラスタ作成時とクラスタ作成後のダッシュボードOverview画面からできます。どちらも同じ設定項目で、月額でQuotaを設定することができます。
Quotaを超えた場合、10RU/sにスロットリングされます。そのため完全にクラスタが停止するわけではありません。制限はかなり厳しいですが、クエリを実行することができます(これは、無料で利用していて無料帯を超えて利用する場合も同じです)

スクリーンショット 2023-09-27 10.38.10.png

請求画面

費用の詳細や請求書は、Billing画面のBillsから確認できます。無料帯の利用は表示されないため、無料帯の範囲の利用は請求額も0、利用実績も記載されません。

請求に関しては上記で終わりですが、合わせてセキュリティ周りの設定も見直しておきましょう。

セキュリティ設定

サーバレスの課金を開始する際には(別に課金をしなくとも)、セキュリティに関する設定を見直しておきます。

二要素認証の設定

アカウントのセキュリティ設定を高めましょう。請求設定を行うとServerlessだけではなく、Dedicatedのクラスタを起動することもできるようになります。不正に利用されないよう、オーナーアカウントには二要素認証の設定を行っておきます。

二要素認証の設定はコンソールログイン後の左下、人型のアイコンから Account Setting を選んで設定できます。二要素認証をONにした後、次回ログイン時にGoogle Authenticatorなどから二要素認証の設定ができます。ONにした画面では設定できないので注意してください。

スクリーンショット 2023-09-27 8.08.35.png

コンソール監査ログ

TiDB Cloudコンソールの利用履歴を記録するため、TiDB Cloud コンソールの左下、ビルのアイコンから Console Audit Logging を選択します。標準ではOFFになっているので、記録をONにします。

これで、コンソールで行う各種オペレーションの記録が保存されるようになります。コンソールログは90日間保存されます。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1