世の中には、Windowが入ったPCにUbuntuを後から入れる記事があふれていますが
Ubuntuが入ったPCにWindowsを入れる記事が少なく、ヒットしたものも手順が異なっていたので
自分がうまくいったやり方を残しておきます。
windows→ubuntuとubuntu→windowsの違い
入れる順番によってブートローダー、UEFIの設定が異なってきます。
Windows→Ubuntuだと、後に入れたUbuntuがブートローダー更新、設定してくれるので、あまり難しくありません。
一方でUbuntu→windowsだと、UEFIがWindowsに乗っ取られてUbuntuが選択できなくなったり
UbuntuのブートメニューにWindowがなく、起動できないことがおきます。
なので、Ubuntuの方でブートローダーの設定を手動で行う必要がでてきます。
必要なもの
- ubuntu インストールメディア
- 適当な
- windows インストールメディア
手順
- ubuntu起動ディスクをBIOSの優先順位いじって起動
- インストールされているUbuntuではなく、try ubuntu without installのUbuntuを起動すること
- gpartedでubuntu領域削減、空きを作る
- 参考
- 50Gくらいあけました
- 再起動、UbuntuUSBを抜く
- Windows10のインストールUSBを差し、起動、空けたディスク位置を指定してインストール
再起動後、ubuntuしか起動しない
-
ここからブートローダーにwindowsを追加する作業
インストールされているUbuntuを起動
Windowsをインストールしたデバイスを探す
$ sudo fdisk -l
デバイス Start 最後から セクタ Size タイプ
/dev/sda1 2048 1050623 1048576 512M EFI System
/dev/sda2 1050624 333027327 331976704 158.3G Linux filesystem
/dev/sda3 333027328 333060095 32768 16M Microsoft reserved
/dev/sda4 333060096 435427327 102367232 48.8G Microsoft basic data
/dev/sda5 435427328 468860927 33433600 16G Linux スワップ
- この場合/dev/sda4みたい
- UUIDを知る
$ sudo blkid /dev/sda4
/dev/sda4: UUID="828A62428A6603B1" TYPE="ntfs" PARTLABEL="Basic data partition" PARTUUID="18dbb2bc-b597-4b11-b430-95c26895475e20"
- grubにWindowを見つけてくれるように設定 /etc/grub.d/40_custom に以下を追加
menuentry “Microsoft Windows 10” {
search –fs-uuid –no-floppy –set=root {見つけたUUID}
chainloader (${root})/efi/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi
}
- 更新
sudo update-grub
-
再起動後、ブートメニューに、Windowが出現。
- 初期設定のために、何度か再起動。
-
もしブート優先順位を変えたかったら、Ubuntuで設定
- こちらの記事の後半のGRUB_DEFAULTを変更することでできる。