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MarkDownとその他記述法について比較してみた

Last updated at Posted at 2024-09-25

はじめに

こんにちは、ふとMarkDown記法について執筆してみようかと気が向いたので自分で使用し感じた点を比較してみました。

MarkDownは、私たちのようにQiitaで執筆していると非常に身近な存在ですが、社会全体で見ればまだまだ使用頻度の低いマークアップ言語です。

(ちなみにタグ付けは少々ゴリ押ししました、ご了承下さい。)

比較対象

今回の記事では以下の3つの記法を比較していきます。

  • ビジュアル編集(Microsoft Word, Libre Office Writer...)
  • MarkDown記法(Qiita, Visual Studio Code...)
  • Wiki文法(Wiki Pedia, 社内Wiki...)

この記事では箇条書きの太字になっているツールをベースに比較を行います。

なお、Wiki文法についてはほとんど触れた事がないため最低限の知識ですが、お許しください。

共通点

まずはじめに、それぞれで共通している点を炙り出しておきましょう。後述の利点・欠点それぞれで重ならない部分があります。その共通点で自分のしたいことが全て満たせるのであれば好きなエディターを使用すれば良いのです。

共通点として、太字にしたり斜体にしたりなど基本的な操作は全てエディター上のツールバーで行えます。
また全てWeb上での編集が可能です。専用ソフトを端末に導入することなく編集が開始できます。

利点

次にそれぞれにおける利点を比較します。

ビジュアル編集

ビジュアル編集では、画像の挿入とその移動が容易である事や文字の大きさをpt単位で微調整できます。

また、他2つでは不可能な左揃え/右揃え/中央揃え/両端揃えの変更が可能である事は非常に大きいかと思います。

また、印刷レイアウトに対応しているため特殊な設定等は行わずに印刷が可能です。

またビジュアル編集した文書はローカルに直接保存が可能で、自動保存にも対応しているため、Web上・アプリ上関係なく編集可能であるのが良いですね。

MarkDown記法

MarkDown記法では、基本的にマウスを操作する事なく文書を完成させる事ができ、非常に効率的な文書作成が可能です。

MarkDownでも.mdファイルでローカルへの保存が可能であり、Qiitaなどでは自動保存が利用可能です。

また、Wiki文法と比較したとき、特殊記法のところの文字数が少なく、間違えにくい点は良いです。

画面サイズによって異なりはしますが、基本的に編集画面とプレビュー画面で分かれており、リアルタイムで編集状況が確認できるため特殊記法のミスに気付きやすいです。

Wiki文法

Wiki文法では、画像挿入の際にオプションで右揃え/中央揃え/左揃えとサイズを指定できます。

また、更新後のWikiエディターでは特殊記法の部分がその文法指示に従って表示されるため、ミスには気付きやすいかと思います。

他にもミスを執筆者でない人が訂正できる、又はいつでも情報を更新できるというのは、この情報の流れが速い時代には重要な要素だと思います。

欠点

利点があるということは無論、欠点も存在します。それぞれの欠点を見ていきましょう。

ビジュアル編集

ビジュアル編集は機能が多く、そのうえ直感的な操作で完結できますが、ビジュアル編集ではマウス操作はキーボードの操作に付き物です。つまり手を固定して作業する事ができないため、作業効率が低くなります。

また画像挿入に関しても、印刷レイアウトに対して位置が固定されるため、文章を変更したとき、写真の位置が狂ってしまい、微調整に苦しむなんてこともあるでしょう。

他2つは他の文章との前後関係を崩さない位置固定のため、この点は劣ると言えるでしょう。

そしてなにより、コマンドや機能が逆に多すぎ(溢れてい)るため、あまり使わない機能などは「あれどこだっけ…?」ってなってしまいます(笑)

MarkDown記法

前述の通り、.mdファイルで保存が可能なものの、このファイルをOSネイティブで開くと、以下のように表示されてしまいます。

## 実施要項
日時:◯月◯◯日(□曜日)
集合:**13:00** @□□ビル前
<font color=red>**絶対遅れるな!5分前には集合!**</font>

本来ならタイトルを大きく表示したり、赤い太文字で表示したかったりする所の特殊記法の記号をそのまま表示します。

その上、まだ対応アプリが少なく、しかも保存したファイルを直接アップロードできるソフトは少ないため、GitHubに保存し、GitHubリポジトリとの連携に対応したMarkDownエディターから読み込むなどの方法を取らなければいけません。

Wiki文法

WikiにはWeb上で執筆し、そのまま推敲を行なった後共有するという1連の流れでセットとなっています。そのため、長い文書を書こうとしたとき、保存できないという問題があります。(他の媒体を通して保存する必要がある)

また、以下のようにMarkDownよりも多い特殊記法の記号を入力する必要があります。

== Wiki文法の欠点 ==
Wiki文法では入力する際にボールドでは'''太字'''、
イタリックでは''斜体''、であり、
両方を使用するとき、MarkDownでは***太字斜体***であるのに対し、
Wikiでは'''''太字斜体'''''となります。

エディターでのスタイリッシュさに欠ける一面があります。

Wiki文法ではとにかく文字数が増えやすいため、記号の数をミスしたり、若干の見にくさを感じる方もいるでしょう。

おわりに

今回は3種類の文章を記述する手段を比較してきました。

個人的にはMarkDownがシンプルなので、1番好みですが皆さんはどうでしょう。

そしてWiki文法なんて久しぶりに使用しましたけど(この記事を書くためだけに3時間くらいWikiを触って感覚を思い出していました 笑)、改めてMarkDownの便利さを実感しました。

なにか追加の意見などあればお気軽にコメントください、お待ちしております。

それではまた〜

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