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ディップAdvent Calendar 2019

Day 21

日報がTILだったお陰でGithubとMarkdownがわかった話

Last updated at Posted at 2019-12-21

DIP Advent Calendarの21日目です。

TL DR;

挫折せずにMarkdownを身につけられたのも or 読み書きできるようになったのも、
会社のGitリポジトリを壊していないのもTILのおかげ。
初心者こそTILをはじめよう。

はじめに

はじめまして、 rik.cacaoholicです。
文系新卒として今年ディップに入社し、現在phpで採用支援ツールの開発に携わっているエンジニアです。

入社当初は複数人で本格的な開発した経験はなく、
Markdownの書き方も、Githubの仕組みもわかりませんでした。
そんな今思うと危うく右も左もわからない状況から

  • Githubの運用方法/注意点
  • Markdownの書き方

を身に付けさせてくれた仕組みとして、
日報がTILで良かった!
と思ったことを開発初心者視点で共有させていただきます。

参考になれば幸いです。

TILとは

Today I learnedの略。
「今日、私が学んだ/知った」ことをmarkdownファイルに文章でまとめ、githubのレポジトリで管理していくこと。
TILのやり方

TILを日報にするには

TILのPull Request(PR)に日報を記載します。
新卒全員で以下のルールで運用していました。

運用の流れ

  1. 出勤したらmasterからアカウント名/今日の日付のブランチを作成する。
  2. 業務中に学んだこと知ったことをMarkdownでまとめて、リポジトリに追加する。
  3. 退勤前にcommit/pushし、PRに日報を書く。
  4. 翌日出勤時に、他の新卒とお互いの日報PRをComment/Approveでフィードバックする。
  5. 最後にApproveした人がに過去の日報ブランチをMergeする。
  6. 各自でMergeしたブランチを削除する。

日報がTILのメリット

Google DriveやDocbaseで共有する日報でなく、
日報をGithubで共有し、Markdownで書くTIL形式だったお陰で
以下のメリットがありました。

Githubでやるメリット

  • githubの使い方・運用の練習ができる
  • github運用で注意すべき点を練習できる
    • 作業ブランチの最新化
    • PRのマージ先ブランチ、コードの差分確認
    • 共同作業しているファイルのコンフリクトの解消
  • 失敗しても実業務に影響が出ない
    • 突然push, pullができないパニックになる
    • 誤ってmasterブランチにマージしてしまった
    • 間違ったリカバリー方法を実行してしまい、ファイルが消えた
  • 定常作業の効率化を意識して行動できる
    • PRのテンプレートを作成し、すぐに日報が書けるようにした
    • .gitignoreで余分なファイルをcommitしないようにする
  • どういうフィードバックをしたらいいか学べる
    • チームのコミュニケーションの雰囲気がわかる
    • 指摘/質問対応で何を明確にしたらいいかわかる

Markdownで書くメリット

  • Markdownの書き方が身につく
    • 毎日日報を書くので次第にMarkdown記法を覚える
    • 内容がある程度決まったものを更新するので、成長がわかる
  • テキストエディタを使いこなそうとする
    • linterを入れて編集しやすくする工夫をする

TIL方式のメリット

  • 振り返りやすい資料作り/管理の練習ができる
    • PR=日報(1日の記録)、TIL=開発/業務知識で粒度を揃えた管理が便利なことに気づける
    • フィードバックで他の人が読みやすい資料かわかる
  • 記録しやすい資料作りを試行錯誤できる
    • 自分にとってまとめやすい方法を試行錯誤できる

日報がTILだったから

実際に今開発をしていて、

「TILでやっててよかった!」
「TILでの失敗があるかもだから、開発では気をつけよう!」

という学びがあって、入社後まだ会社のGitリポジトリをまだ壊していません

また、書く内容が決まっている日報からMarkdownで書くようになったので、

「1日の業務の流れはテーブルをつかう」
「順番がわかりやすいように目次をつける」
「項目の粒度がわかるように#の個数を考える」

具体的な書き方のイメージがつきやすく、挫折せず毎日続けられ、Markdownを覚えることができました。

日報をTILにしよう!と考え、仕組み化した先輩方のおかげでGithubやMarkdownを挫折せずに習得できました。本当にありがとうございます。

最後に

開発初心者的に、

TILの日報なら、GithubとMarkdownを使うから、挫折せずに開発業務で即使える経験ができる!

と思っています。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。

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