4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【Azure】無課金でAZ-204(Azure Developer Associate)に挑んでみた。

Last updated at Posted at 2024-12-11

0.はじめに

本記事ではAZ-204の受験した時の学習方法をご紹介します。
受験の経緯としては、支援先のPJで基盤エンジニアとして、アプリケーションの構成を検討する機会がありました。

AZ-204は、開発者向けの試験ですが、アプリケーションのことを考える、よい機会と思い、受験するに至りました。
 
学習方法などを調べる際に、AZ-204の情報が少ない印象を受けたので、誰かの役に立てるといいなと希望を持ちつつ、記事を書きます。

なお、AZ-204の試験内容のMSのサイトには、以下の内容が記載されています。

次のことが必要です。
・2 年以上のプログラミング経験。
・Azure SDK を使用したプログラミングに精通していること。
・Azure CLI、Azure PowerShell、その他のツールの使用に精通していること。

<引用元>

残念ながら、私はどれも持ち合わせていませんでした。アドバンテージとなる可能性はありますが、必須ではない印象です。

こんな方にオススメ
・無課金でAZ-204に挑みたい方
・AZ-204の学習方法を知りたい方
・基盤エンジニアだが、アプリケーション開発の観点まで視野を広げたい方

目次

1. 受験時期と学習期間

受験時期:2024年12月
学習期間:ざっくり3週間~4週間ぐらい
学習時間:約50時間

2. 受験者の前提

・Azure実務経験4か月
・AZ-700 Azure Network Engineer Associate取得済み

3. 受験戦略・戦術

戦略を考える上で、主な考え方として2つあると思います。
①合格を優先するか
②見識を広げることを優先するか

①の場合は、あくまで私見ですが、Udemyなどの模擬問題集をひたすら解くことが有効と考えてます。数をこなして、問いと答えを体に染み込ませるイメージです。

②の場合は、Microsoft Learn(以下、MSLearn)や公式ドキュメントをしっかりと読み込んで理解したり、ハンズオンなどで実機を触ったりすることが有効と考えてます。

今回は、2回の受験を想定し、②の戦略で1回目の受験し、不合格だった場合に、①の戦略を実践することとしました。理由としては、見識を広めた上で、実際のPJで価値発揮したいと考えたからです。

4. 学習方法

4-1. MSLearn

MSLearnは最も王道な学習方法かと思います。まずは、MSLearnのAZ-204のラーニングパスを進めて、基礎知識を身につけます。教科書的な位置付けでわからない部分があったら、MSLearnに立ち戻って確認し、知識を積み上げていきます。

私の場合は、移動時間や病院の待ち時間など、隙間時間に少しずつ学習を進めました。比較的、平易な文章で書かれているので、内容はわかりやすいです。

4-2. ESI(オンライントレーニング)

会社でESI(Enterprise Skills Initiative)のオンライントレーニングが受講可能な方に限定の学習方法になります。4日間のコースです。(途中離席。退出可能)

オンライントレーニングは、座学と手を動かすラボ環境を進める構成です。
流れとしては、講師の方が座学として説明後、ラボ環境でハンズオンを実施します。
座学の説明内容自体は、MSLearnの内容とそんなに変わらない印象です。
一番の魅力は、講師の方に質問し、理解を深められることです。また、他の参加者の質問も共有されるので、より理解を深められます。

4-3. ESI(ラボ)

ESIのオンライントレーニングの中で、ハンズオン用のAzure環境が提供されます。
4日間のオンライントレーニングが終わった後でも、数か月、自由に使えます。
(ポリシーでハンズオン以外のリソースが作成できないように制御されてます。一方で参照は可能なので、Azureのポータルの画面を確認することはできます。)
 
実はラボで使用されている手順はgithubで提供されてます。
ですので、ESIを利用できない方でも、Azureの環境があれば、ラボを体験し、理解を深めることができます。

時間がない方は、Azure環境で手を動かさなくても、実際に操作しているつもりで手順を読み込むだけでも、かなり理解が進みます。実際に試験で手順を問われる問題もあるので、読む価値はあります。

4-4. 練習問題(50問)

私は、MSLearnのラーニングパス完了後、公式の練習問題に取り組みました。
ここで出題されている問題は、本番の試験でそのまま出題されませんが、自分の理解が甘いところを認識できる、かつ、解説に参考リンクがあり、それを読むことで理解を深められます。個人的には、最も費用対効果が高い学習方法だと思います。

ちなみに1回目は5割以下、2回目は7割ぐらいの正答率でした。
そのあと、反射的に正解がわかるまでにやりこみました。

5. 受験結果

700点の合格ラインのギリギリで合格しました。
(胸を張れる点数ではないので、日々精進します。。)
まだまだ分からないことだらけですが、土台は出来上がったので、これから積み上げていきたいです。

【参考】受験当日の戦術
・時間が足りなくなるので、知らないと解けないような問題は捨てる
・答えがわかりそうな問題で、頭をフル回転させて確実に点をとりにいく
・ケース問題は意外とよく読むと解けるものが多いので、ひたすら向き合う
・試験中、MSLearnで調べる時間はないと心得る
・最後のケース問題に取り掛かったら、ケース問題より前に戻れなくなる。後で見返さない前提で進める(問題をすべて解き終わった後、MSLearnでゆっくり調べようと思っていたら、戻れず)

6. まとめ

無課金でAZ-204に挑戦した体験をご紹介しました。AZ-204の合格を目指される方について、少しでも参考になれば嬉しいです。

過去のブログで、Azureの学習方法なども紹介してます。
興味のある方は、目を通して頂けるとありがたいです。 

留意事項
・2024年12月時点の情報となります。Azureサービスの仕様等、変更になる可能性がございますので、最新の情報をご確認ください。
・個人の見解であり、会社と一切関係がありません。

4
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?