counsel-recentf の対象を Project 内ファイルに絞る

現在の Project 内のファイルのみを対象に counsel-recentf を実行する package を作りました。

本体は GitHub/git-counsel-recentf に置いておきます。

これは何

counsel-recentf の対象を「現在の Project のファイルのみ」に絞る package です。

Before: 対象を絞り込まない

After: Project 内のファイルのみを対象にする

前提と課題と解決と

recentf は最近開いたファイルを一覧表示してくれる機能です。
そして counsel と組み合わせることで、インクリメンタルな絞り込みが可能になっています（See: counsel-recentf）

しかし現在の Project 以外のファイルもすべて表示してしまい、絞り込み切れないこともあります。
なので Git 管理下の Project のファイルのみを対象にして、問題を解決します。

使い方

init.el に以下を記述します。

(add-to-list 'load-path "YOUR PATH")
(require 'git-counsel-recentf)

;; お好みでどうぞ
(global-set-key (kbd "YOUR KEY") 'git-counsel-recentf) 

Git 管理下の Project で M-x git-counsel-recentf を実行すれば OK です。

ちょっとした説明

(defun git-counsel-recentf ()
  "Find a file on filterd `recentf-list'."
  (interactive)
  ;; Git Project でないなら、発火させない
  (if (not (check-git-project)) 
      (message "Not a Git Repository")
    (let* ((original-recentf-list recentf-list)
       ;; root ディレクトリの path を取得
	   (git-root-dir (git-root-dir-path))
       ;; recentf-list の要素で、root ディレクトリの path を含む要素のみに filter する
	   (filtered-list (--filter (check-path-match git-root-dir it) original-recentf-list)))
      ;; ivy に結果を渡す（ここは counsel と同じ）
      (ivy-read "Git Recentf: " (mapcar #'substring-no-properties filtered-list)
		:action (lambda (f)
			  (with-ivy-window
			    (find-file f)))
		:caller 'counsel-recentf))))