Powershell備忘録（応用）

初めに

リストの操作やファイル入出力等，実際にpowershellによる処理方法を記録する。
ググったら出てくるものの備忘録

スクリプトの実行を許可

Windows10では、powershellのスクリプトファイルの実行はデフォルトで許可されていない。
powershellを管理者権限で開き、以下の命令を実行する。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

ファイルをUTF-8で保存

デフォルトで保存すると、UTF-16で保存される。
UTF-8で保存したいときに。

[System.IO.File]::WriteAllLines($saveFname, $list_URL)

ファイルのリネーム

フォルダ内のファイルを一括で変更したいときに
例として、フォルダDIR内のmp3ファイルを一括リネームする。

$items = Get-ChildItem -path "$DIR\*.mp3"

foreach($item in $items){
    $fname=$item.Name
    #Write-Host $DIR"  "$item
    #Write-Host "$DIR_$fname"
    $newName = "$DIR"+"_"+$fname
    Rename-Item -LiteralPath $item  -newname $newName

Get-ChildItemでフォルダ内のmp3ファイルを全て取得。
$item.Nameでファイル名のみを取得（$itemのみだと絶対パスが帰ってくる）、$newNameに新しいファイル名を作成後、Rename-Itemでファイル名を変更する。
　　-LiteralPathを付けることで、スペースの入ったファイル名も変更可能。

ファイルの移動

フォルダ内のファイルを一括で移動したいときに
例として、フォルダDIR内のmp3ファイルをDIR2に移動する。

Move-Item -path .\DIR\*.mp3 -destination (Convert-Path .\DIR2)

Start-process

powershellから別のプログラムを実行する。
メモ帳等のアプリを別ウィンドウで開くことが可能。

PowershellからPowershellを実行する

以下の書き方でも実行できるが，同期実行になる（このスクリプトの処理が全て終わるるのを待つ）．

.\other_script.ps1

非同期で行う場合，以下の書き方で実行できる．（別のPowershellウィンドウが開く）．

Start-Process powershell.exe -ArgumentList  "-file .\other_script.ps1 "

-waitを使うと、Start-Processを同期で行う。
-PassThruを使うとプロセスIDを取得できる．
実行したアプリを消すとき等に利用できる．

$pid = Start-Process powershell.exe -ArgumentList  "-file .\other_script.ps1 " -PassThru
#プロセスIDを取得
Write-Host $pid_knock.id
#別スクリプトの停止Stop-Process -Id $pid.id

リスト操作

リストから任意の位置を削除・追加

リストを指定した位置で分割，要素を足すor消したのち結合することで実装．

function addItem_FromList($arr,$index,$item){
    $arr_bef=$arr[0..$index]
    $arr_aft=$arr[($index+1)..$arr.Length]
    #$arr_bef[$arr.Length]=$item
    $arr_bef+=$item
    return $arr_bef+$arr_aft
}
function removeItem_FromList($arr,$index){
    $arr_bef=$arr[0..($index-1)]
    $arr_aft=$arr[($index+1)..$arr.Length]
    return $arr_bef+$arr_aft
}

ログファイルを出力

日時付きでログをテキストに出力する．
write-OutputとAdd-Contentでテキストファイルに追記できる．
1つ目のwrite-Outputで日時を追記，2行目のwrite-Outputでログを追記する．

function writeLogFile($text){
    $LogFile="searchLog.txt"
    Write-Output (Get-Date -Format "yyyy/MM/dd HH:mm:ss") | Add-Content $LogFile -Encoding UTF8
    Write-Output $text | Add-Content $Name_LogFile -Encoding UTF8
}

ファイル探索

Get-ChildItemで特定のファイルを探索

Get-ChildItem -filter A.txt -Recurse

-filterでマッチするファイル名を探索。*を使ってワイルドカードにできる。
-Recurseを使って再帰的に検索する。

Get-ChildItemから特定のパスを含む結果を除外する

Get-ChildItemで取得したアイテムをWhere-Objectを使った正規表現ではじく．
$_.FullNameでアイテムの絶対パスが取得，-notmatchによって一致しないアイテムを取得

$dirs_exclude= ".*(node_modules|hogehoge|fuga\\fugafuga|\.mp4).*"
$fileItems=Get-ChildItem -Recurse -File  | Where-Object {$_.FullName -notmatch $dirs_exclude}

ファイル出力（コンソール出力）

Write-Hostだと出力されない。Write-Outputだとリダイレクトされる。
Write-Hostはコンソールへ出力されるため、パイプ処理に渡すことができず、ファイルへ出力できない。
参考：Write-Host、Write-Output 、echo の使い分けはとても重要

Write-Host "hello world from Host" > test.txt
Write-Output "hello world from Output" > test.txt