注意
64bit版のRaspberry Pi OS向けの記事です。
32bit版(通常版)については検証中ですのでご注意ください。
Neovim をインストール
ラズパイ標準のaptではnvimのバージョンが0.4.4-1となっており、かなり古いです。
(現時点での最新バージョンは0.9.1)
ですので、snapパッケージを利用して最新のnvimをインストールします。
sudo apt install snapd
sudo snap install --classic nvim
パスを追加
#末尾に追記
PATH=/snap/bin:$PATH
vimで起動したい場合はalias vim=nvim
も追記してください。
参考
vim-plug をインストール
ここではvim-plugのインストール方法を説明します。
設定がシンプルなので個人的におすすめです。
sh -c 'curl -fLo ~/.local/share/nvim/site/autoload/plug.vim --create-dirs https://raw.githubusercontent.com/junegunn/vim-plug/master/plug.vim'
設定は~/.config/nvim/init.vim
に書きます。
mkdir -p ~/.config/nvim
vim ~/.config/nvim/init.vim
例
set number
" ↓ プラグインの記述はこの中に書く
call plug#begin()
" githubで公開されているプラグインは 作者名/リポジトリ名 で指定できる
Plug 'neoclide/coc.nvim', {'branch': 'release'}
call plug#end()
init.vim
の書き方の詳細はこちら
ちなみに~/.vimrc
は認識されませんでした。
coc.nvim をインストール
coc.nvimはインストールするだけでnvimをvscodeのように拡張するプラグインです。
インストール方法は他のプラグインと同じですが、coc.nvimは入力補完などの機能を実現するために nodejs を利用しているので、そちらのインストールも必要となります。
nodejs をインストール
64bitのラズパイ (aarch64)に対応したnodejsをインストールするため、Nodesourceを利用します。(公式です)
LTSのバージョンをインストールします。
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_lts.x | sudo -E bash -
# 他のバージョンもインストールできます
#curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_21.x | sudo -E bash -
#curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_20.x | sudo -E bash -
#curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_19.x | sudo -E bash -
sudo apt install nodejs
$ node --version
v19.9.0
coc.nvim をインストール
~/.config/nvim/init.vim
に記入します。
...
call plug#begin()
...
" ↓ 追記
Plug 'neoclide/coc.nvim', {'branch': 'release'}
...
call plug#end()
vimを再起動し、:PlugInstall
を実行すると、インストールされます。
また、実際にcoc.nvimで入力補完などの機能を利用するには、それに対応した言語サーバーを追加する必要があります。
例) HTML → :CocInstall coc-html
を実行して追加
↓こちらに一覧があります