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EC2 Instance Connect + AWS Systems Manager Session Managerでプライベートサブネット内のEC2へSSHポートフォーワーディング

Last updated at Posted at 2023-06-22

概要

ローカルマシンからプライベートサブネット内のEC2インスタンスへポートフォーワーディング接続を行い、ローカルマシンにインストールされた「pgAdmin 4」を使用して、Aurora PostgreSQLへ接続する手順について記載します。

前提

  • ローカルマシンにAWS CLIがインストール済みである事。
  • ローカルマシンにアクセスキー・シークレットキーおよび環境変数「AWS_PROFILE」が設定済みである事。
  • ローカルマシンにpgAdmin 4がインストール済みである事。
  • EC2インスタンスにSSMエージェントがインストール済みである事。
  • EC2インスタンスにIAMポリシー「AmazonEC2RoleforSSM」がアタッチ済みである事。

準備

以下のリンクからSessionManagerPluginのダウンロード、またはコマンドを実行してローカルマシンにセッションマネージャー用プラグインをセットアップ

Windowsの場合

Macの場合

$ brew install --cask session-manager-plugin
$ session-manager-plugin --version
  1.2.463.0

VPCエンドポイントの作成

EC2インスタンスが属するプライベートサブネットに以下のVPCエンドポイント群を作成

  • ssm.<AWSリージョン>.amazonaws.com
  • ssmmessages.<AWSリージョン>.amazonaws.com
  • ec2messages.<AWSリージョン>.amazonaws.com

秘密鍵・公開鍵の作成

以下のコマンドで秘密鍵および公開鍵を生成、.sshディレクトリに配置

$ ssh-keygen -t rsa -b 4096
$ mv ~/.ssh/id_rsa ~/.ssh/<秘密鍵名>.pem ← 任意の秘密鍵名に変更
$ mv ~/.ssh/id_rsa.pub ~/.ssh/<公開鍵名>.pub ← 任意の公開鍵名に変更

上記コマンドはmacOS環境に最適化されています。ご利用のOSに合わせてコマンドを適宜変更してください。

パーミッション変更

以下のコマンドで秘密鍵のパーミッションを変更

$ chmod 600 ~/.ssh/<秘密鍵名>.pem
$ chmod 600 ~/.ssh/<公開鍵名>.pub

上記コマンドはmacOS環境に最適化されています。ご利用のOSに合わせてコマンドを適宜変更してください。

SSH用のコンフィグ設定

以下の構文を".ssh/config"の末尾に記載

host i-* mi-*
        User <OSユーザー名>
        Hostname %h
        Port 22
        ProxyCommand sh -c "aws ec2-instance-connect send-ssh-public-key --instance-id %h --availability-zone ap-northeast-1a --instance-os-user <OSユーザー名> --ssh-public-key file://~/.ssh/<公開鍵名>.pub && aws ssm start-session --target %h --document-name AWS-StartSSHSession --parameters 'portNumber=%p'"
        IdentityFile ~/.ssh/<秘密鍵名>.pem

上記コマンドの例ではAZ「ap-northeast-1a」を指定していますが、EC2インスタンスの存在するAZに合わせて変更してください。

ポートフォーワーディング接続

以下のコマンドでAurora PostgreSQLにポートフォーワーディング接続します。

$ ssh -fNL 15432:<接続先DBエンドポイント>:5432 -i "~/.ssh/<秘密鍵名>.pem" <EC2インスタンスID>

上記コマンドの例ではローカルマシンのポートは「15432」でリッスン、接続先DBエンドポイントへはポート「5432」で接続しています。

pgAdmin 4の接続設定

ローカルマシンにインストールした「pgAdmin 4」を起動して、以下の画像の通り「Host name/address」に「localhost」、「Port」に「15432」を入力、Saveを実行して下さい。

Connectionタブ
2023062201.jpg

ポートフォーワーディング切断

以下のコマンドでポートフォーワーディングを実行しているSSHのプロセスIDを特定して、killコマンドを実行するとSSHポートフォーワーディングを切断できます。

$ ps -ef | grep -v grep | grep '\-fNL'
11677692 <プロセス番号>     1   0  4:33PM ??         0:00.01 ssh -fNL 15432:<接続先DBエンドポイント>:5432 -i ~/.ssh/<秘密鍵名>.pem <インスタンスID>
$ kill <プロセス番号>

上記コマンドはmacOS環境に最適化されています。ご利用のOSに合わせてコマンドを適宜変更してください。

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