暇だったのでストーリーで実際に説明したデータをどう使うのか紹介したいと思います。※多少何かを想定させる部分もあるかと思いますがあなたの思い込みです。完全に気のせいです。何度も言いますがこの物語は完全にフィクションです。
#★登場人物★
白羊君(白) : 社内の若手ECマーケティング施策担当。データ関連の仕事に興味があるがまだまだペーペー。
黒羊君(黒) : 白羊君の兄。某コンサルファームでデータ分析の仕事をしている。データ及びマーケティング知識が豊富
ワニ(部長) : 白羊君の上司であり、所属するEC事業部の部長であり責任者。データリテラシーほぼ無し。
ゾウさん : エンジニア。事業開発部所属。ワニが大嫌い
ゴリ : 社長。強い。
##エピローグ
ZOOインターナショナル株式会社(※今後めんどいのでZI)は今まで自社の商品をデパートの小売などを通じて設立30年順調に業績を上げてきた。しかし、若者向けの商品を展開してきたZIにとって、ジャポンの相次ぐ高齢化や人口減少はかなりの痛手となっていった。
そこでZIはこの局面を乗り切るために自社EC(ZOOCITY)の創立を決意。そして何の因果か訳も分からずマーケティング用語を乱発していたワニが「マーケティング部」の部長に就任することになった。
そう。誰もマーケティングがちゃんと分からなかったのだ。特にECとなるとみんな分からな過ぎて、一旦一番暇そうなコイツに任しとこうというのが裏の事情だった。ZOOCITYはカリスマもどきのワニ部長の元、マーケティング施策が実施され約1年続いていたがプロジェクトは進むが明確な成果をあげれずにいた。。。
###~エピソード1 部長の悩みと巻き込まれる新人~
部長「しっかし、人もたんねーのに何でもかんでも出来るわけないねー。とはいえ上は勝手に押し付けた癖に早く結果出せとかうるせーしどうしたもんかな。はー困った」
というワニ部長の前になんだか忙しそうにしている白羊君が目に入る。
部長「(アイツ食ったら美味そうだな)それはともかくとりあえず売上にはマーケティングだと本で読んだ(※「ワニでもわかる初めてのマーケティング」ワニ出版)」
部長がおもむろに白羊を呼ぶ。
部長「おい、ちょっと来て-」
怪訝そうに振り向く白羊。
白「僕すか?(うわ。。。コイツか)。なんでしょうか?」
部長「とりあえずてっとり早く売上欲しいんだけどさー。何か考えてくれる?」
白「え?」
部長「ん?なにか?^^マーケティング施策担当は君だよね?売上ってさマーケティング次第なんだよ?知ってた??(ドヤァ)」
※ちなみに彼はマーケティングが何かもちゃんと説明できない
白「いえ・・・分かりました」
そう社会と動物界のルールには従うしかないのだ。
部長「じゃあすぐにとりあえず何やるか案を報告して~ヨロピク☆」
~帰宅後~
白「あのくそワニいつかバッグにしてやる。。。とはいえ何とかしないと命の危険まである。。。ああ、困った」
そこに黒羊が帰宅し、もうこの世が終わったみたいな顔をしている弟を発見する。
黒「どうした??」
白「いやーかくかくしかじかで(いきさつを説明)」
黒「あーなるほど。よくあるやつだな。しかし基本的に正解は無いのだがまずは『可視化』だな。ExcelでもいいけどBIツールが効果的だな。」
白「可視化ってなんや??BIツール?よっしゃ!それ入れれば何とかなるんやな!!よっしゃ寝るで!(Zzz)」
黒「・・・そういうわけじゃないのだが」
##1、可視化とBIツール
データは意志をもって纏めないと使えません。ただの数字の羅列を見ても人はそこから行動を起こすことはできません。
データを使う目的は諸説ありますが、結局は分析結果によって【何らかの意思決定に使用されること】です。その意思決定とは場合によっては重要な経営判断であったり、データを見た効率的なマーケティング施策等様々です。
そして意思決定にはその判断材料が不可欠です。そのためにまずスタートとして必要なのが**『データの可視化』により、データを人の目に分かるようにすることです。**
分析は次の段階です。可視化した上でようやく分析が可能になります。
※ただこのような内容はその他データの各種分析関連本に書かれていると思いますので、割愛します。
そしてそれを実現するための手段として簡単かつトレンドなのがBIツールです。
是非BIツールを利用して事業の可視化に挑戦してみてください。
可視化は意外と軽視しがちですが、**事業の目的に沿った当たり前の可視化を当たり前し、そしてその数字を見ながら日々事業を進める。これがスタートとしては何においても重要です。**そして、この基本が意外とできていない企業も多いと思います。そう例えば経営者だけが大まかな売り上げやそれに対する利益とか見れてても駄目なのです。
中々難しいとは思いますが、例としてマーケティングだと担当者レベルで自分の実施した施策がどれだけコストがかかっていて、**どれだけ売り上げに貢献しているのか、事業に貢献しているのかを出せる状況まで行ければベストです。**PDCAサイクルをどんどん回していくことにより、施策の振り返りや運用・制御も容易になってきます。
##【コラム】BIツールについて
データの可視化にはExcelを使えばある程度のことは可能ですが、よりビジネスデータの可視化に特化したBIツールが存在します。こちらも色々な種類がありますが、私は多くの大企業でも導入されている【Tableau】をオススメします。私もユーザー会に参加して様々な企業の事例から多くの示唆を得ています。
あくまで機能の一例ですがこちらのツールを使えば前記した時系列分析の棒グラフの属性を即座に様々な色に変換できたり、通常SQLで行う集計単位を変更するWindow関数の様な計算もLODという機能を利用してある程度可視化する過程で行うことが可能です。(初回購入日を出したりユーザーごとの累計購入回数を出す等)つまり目的に従った可視化が即時に望むべき形で出せるということです。
この点が私の観点では他のツールより優れていると思います。
そして、余談ですが非常にビジュアライズなパンフレットやアート作品のようなビューを作ることまで可能です。こちらは色々「Tableau Viz」というワードで検索していただければ色々な事例を確認することが出来るでしょう。