##~エピソード2 こういう奴が事業を止める~
白「よっしゃ、BIツール(Tableau)とそのデータは何とか入れられたで!」
ゾウ「俺のおかげだろリンゴおごれよ」
白「おう!任せとけ!下痢になるまでおごったるわ!」
そこにワニ部長が登場する。
部長「おーやっとるか」
白「げっ」
気が付くとゾウはもう居なかった。※彼は部長を毛嫌いしている
ワニ「げってなんだよw金かけたんだからさー成果出るよね?このツールでいくら儲かるの??」
そうこういうことを言ってくるやつがいるから色々なことが進まないのは会社の摂理である。マーケティングは種類にもよるが大体そんなにすぐに結果が出ないことを学んできてほしい。(愚痴)
白「(コイツ・・・マジで夜道気をつけろよ)頑張ります!!」
白「でも確かにこれで何するんやろ。。。)」
####~帰宅後~
白「兄貴!!まっとったで!BIツールってどういう風に使えばええんや?」
黒「はーこの前説明も聞かずに即寝るから。。。のびたかよお前は」
#可視化とは
第1話に書いたデータ可視化の目的と可視化方法をセットにした私の考える一例を挙げます。
#運用(定常)
##・基本指標確認
目的 :サービス・事業運用上の問題点を浮き彫りにし改善に繋げる。
可視化:ダッシュボード等で自らの担当施策等の基本KPIを算出および可視化する。
##・時系列傾向確認
目的 :時系列ごとのKGI(ここでは売上)の要因を成しているものを分析
可視化:時系列毎に棒グラフを作成し、棒グラフの色を様々な属性(年齢・会員ランク・
商品カテゴリ・新規/既存・・・etc)に変更したり、日付の粒度を変更できる
ようなダッシュボード
#分析(スポット)
##・問題分析
目的 :運用にて発見した事業における問題点を発見し、掘り下げる。
可視化:コホート分析による新規ユーザーがどこまで現在積み上がっているかの確認や
F2分析による2回目購入だけにフォーカスした購入商品傾向等
※Tableau LOD表現15
2. コホート分析(https://www.tableau.com/ja-jp/about/blog/LOD-expressions)
データは目的が無ければ、使っても無意味ですが目的をきちんと考えたアウトプットを用いれば様々な有益な情報をデータが教えてくれることでしょう。
それは、「このサービスは男性が中心だと思っていたが、意外と女性ユーザーも多い」だったり、「新規ユーザーは取れているけど、既存の離脱が多すぎて全然ユーザーが増えてない」等様々です。
もちろん上記のアウトプットが正解というわけではなく、事業や担当者レベルに応じてその目的に沿った様々なそのときに応じたデータが出せれば一番なので、データの分析視点を固定化してしまうことは必ずしも良いことではないです。
しかし、まずは上記のような基本的な可視化はある程度度の事業でも有効です。BIツールで簡単にできます。その後目的に沿って更なる可視化を実現するべくステップを踏んでいくべきでしょう。