日々の業務で繰り返し使うプロンプトや定型文、AI活用の指示文などを、どう効率的に管理・呼び出すかは生産性に直結します。テキストファイルからのコピペや、ユーザー辞書への登録も試しましたが、Macユーザーなら「SnippetsLab」を使うことで、より快適にプロンプト管理ができます。
この記事でわかること
- SnippetsLabを使ったプロンプト管理のメリット
- ショートカットや検索を活用した素早い呼び出し方法
- 業務効率を上げるための具体的な設定・運用Tips
対象読者・前提条件
- Macを業務で利用しているビジネスパーソン
- よく使うプロンプトや定型文を効率的に管理したい方
- SnippetsLab未経験~初心者
SnippetsLabとは?
SnippetsLabは、コードや文章のスニペット(断片)を効率的に管理・呼び出せるMac専用アプリです。どちらかと言えばエンジニア向けのアプリですが、テキストをスピーディに呼び出すという機能は普遍的に使えるため、非エンジニアの方も入力の効率化に役立ちます。
主な特徴は以下の通りです。
- フォルダやタグで整理できる
- 420以上の言語に対応したシンタックスハイライト
- 検索・フィルタリングが高速
- ショートカットでどこからでも呼び出し可能
- iCloudやDropbox等での同期に対応
- Markdown・LaTeXにも対応し、業務用途にも最適
手順
1. インストール
App Storeから「SnippetsLab」をダウンロード・インストールします。
SnippetsLab(App Store)
2. 初期設定
- 起動後、プロンプトを「スニペット」として登録します
- フォルダで分けておくと管理が楽になります
- プロンプトの頭に【要約】などキーワードをつけておくと、検索・選択時に便利です。例:【要約】一言で簡潔に表現してください
3. プロンプトの呼び出し
- 設定したショートカットで「Assistant」を呼び出し(要設定)
- 検索窓にキーワードを入力し、目的のプロンプトを選択
- プロンプトを選択するだけで、カーソルの位置に自動入力(要設定)
- 基本的にキーボードから手を離さずに入力することができます
4. ショートカットの設定
- メニューバーの「SnippetsLab」>「設定」>「Assistant」タブに移動
- 「Toggle Assistant:」で呼び出し用ショートカットを設定(例:Shift + Command + 2)
- 他のアプリと重複しないキーを選ぶのがコツです。
5. 選択/自動入力の設定
- メニューバーの「SnippetsLab」>「設定」>「Assistant」タブに移動
- 「Click / Return:」の設定で「Paste to Active App」を選択しておくと、選択したプロンプトがそのままカーソル位置に自動入力されます
注意点
- ショートカットは他アプリとの競合に注意して設定しましょう
- バックアップやiCloud同期設定(複数のMacで入力環境を統一できます)も忘れずに
まとめ
SnippetsLabを活用することで、よく使うプロンプトや定型文を「素早く」「一貫性を持って」呼び出せるようになります。日々の業務効率化や、AI活用の幅を広げたい方はぜひ導入を検討してみてください。