経緯
社内プロキシ環境が変更になった際、 Atom のパッケージインストーラが以下のようなエラーでうまく動かなくなってしまいました。
tunneling socket could not be established, statusCode=407
「~/.atom/.apmrc
に http(s)-proxy
を設定しろ」みたいな記事を参考にいろいろと試行錯誤してみましたが、解決には至らず、、、
良い機会だったので、 ~~Micr●s●ft 製品は宗教上の理由で敬遠していましたが、~~巷でちらほら名前を聞く Visual Studio Code (VSCode) に手を出してみることに。
環境
- Windows 7 64bit
- Visual Studio Code v1.22.1
- 社内プロキシ環境下
やりたいこと
Markdown でゆるゆるドキュメントを作成して、PDFやHTMLで出力したい。
VSCode のインストール
VSCode の公式サイトからインストーラ( VSCodeSetup-x64-{version}.exe
)をダウンロードし、手順に従ってインストールするだけ。
拡張機能のインストール
Atom Keymap ms-vscode.atom-keybindings
Atom で慣れ親しんだキーボードショートカットを使えるように。
Markdown+Math goessner.mdmath
$\LaTeX$ 形式で数式を記述できるように。数式のレンダリングエンジンには KaTeX を採用している。
Markdown Preview Github Styling bierner.markdown-preview-github-styles
Markdown のプレビューを GitHub スタイル(の CSS)で表示する。
インストールしなかった拡張機能
Auto-Open Markdown Preview hnw.vscode-auto-open-markdown-preview
*.md
ファイルを開いた際に自動でプレビューを表示する。
軽微な誤字脱字くらいだとプレビューを使わずにパパッと修正したいこともありますが、エディタを画面左半分(右半分)表示で作業している際に、自動でプレビューまで開かれると編集領域が画面1/4の狭さになってしまうため不採用。
Markdown PDF yzane.markdown-pdf
*.md
ファイルを *.pdf
(または *.html
)として出力するコマンドを追加する。
(数式も含めて)プレビューをそのまま出力してくれると嬉しかったんですが、難しい?ようなので一旦保留。
Markdown All in One yzhang.markdown-all-in-one
様々な機能が含まれているっぽい。
自分にはちょっと冗長な気がしたので不採用。
Markdown Preview Enhanced shd101wyy.markdown-preview-enhanced
上に同じ。
設定変更
ファイル > 基本設定 > 設定 > ユーザー設定
に以下の設定を追加。
{
"http.proxy": "http://{your-proxy}:{your-port}"
}
Markdown から PDF (HTML) 出力まで
-
*.md
を作成 -
Ctrl + Shift + M
でプレビューを表示 -
表示 > コマンド パレット > Markdown: Clip Markdown+Math to HTML
またはCtrl + K .
を実行 - 3.でクリップボードにコピーしたHTMLを
*.html
として保存 -
*.html
を煮るなり焼くなりする
感想
まだそこまで使い込んでいませんが、Atom と比べて起動時間が早いのが良いですね。
VSCodeは基本機能だけでもかなり充実しているという印象を受けますが、便利な拡張機能がまだまだありそうなので気が向いたら追記したいと思います。
というか、PDF (HTML) 出力の手順が若干スマートではないので、少しばかり改善したい所存。