はじめに
BizOptimars の いのうえ です。
今回は Text 関数についての記事になります。
Text 関数とは
Text 関数は、数値や日付/時刻を指定した書式で、文字列に変換するための関数です。
Text 関数の基本構文
Text(Value, Format, [Language])
Value:変換する数値または日付/時刻の値
Format:数値や日付/時刻の書式を指定する文字列
Language (オプション):結果のテキストに使用する言語タグ
数値の書式変換
まず、数値の書式を変換してみます。
Power Apps のアプリで、テキスト入力 (TextInput1) とテキストラベル (Label1) を用意します。
テキストラベルに表示している数値を日本円表記 (例:¥1,000,000) に変換したいと思います。
Label1 の Text プロパティを以下に変更します。
Text(Value(TextInput1.Text),"¥#,###")
この式のポイントとしては、TextInput1.Text のままだとテキスト型のままなので、Value 関数を使って数値型に変換するという点です。
日付の書式変換
次に、日付の書式を変換してみます。
Power Apps でテキストラベル (Label2) を用意します。
Text プロパティには、Today 関数を使って、本日の日付を取得しておきます。
この日付の書式を曜日を加えた形 (例:2000年10月4日水曜日) に変換したいと思います。
Label2 の Text プロパティを以下に変更します。
Text(Today(),DateTimeFormat.LongDate)
その他、フォーマットについては、公式ページをご参考にしていただければと思います。
おわりに
Text 関数は、数値や日付/時刻を柔軟にフォーマットして表示するための非常に便利な関数です。Text 関数を使いこなすことで、アプリのユーザー体験が大きく向上すると思いますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!