Beakerは、https://beakerbrowser.com/ にて公開されているHypercoreと呼ばれるピアツーピアのプロトコルを用いたブラウザです。このHypercoreと同様のものとしてIPFS(Interplanetary File System) https://ipfs.io/ があります。
IPFSは、Brave Browserに組み込まれていてHypercoreと比較し知名度が高いと思われます。著者もIPFSの方を先に知っていました。会社勤めを辞めたおり、Hacker NewsにてこのBeakerを知り、IPFSと比較して日本語の記事がまるで検索されなかったので、暇つぶしも兼ねて https://beakerbrowser.com/ にて公開されている記事を和訳してみた次第です。
なお、
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和訳は、DeepL にて英語から日本語に訳し、日本語文章としておかしな部分が無いように調整した程度のものです。単語の統一性まで確認するほどの厳密な和訳作業はしていません。
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以降の用いられる画像ファイルは、https://beakerbrowser.com/ にて公開されている画像ファイルと同一物です。
中級編
システムドライブ
Beakerは、あなたのプライベートな情報を保存するために、自動的に「システムドライブ」を作成します。その中には、保存したハイパードライブやブックマークなどが入っています。
ブラウザのメニューを開き、「My Private Drive」を選択すると、そのドライブを見つけることができます。
フォルダーとの同期
Beakerの外部にあるファイルを使ってHyperdriveで作業したいことがあります。これはGitのような独自のソースコントロールを使っているときや、単にBeakerの外のエディターを使いたいときによくあることです。
この場合、「folder sync」が使えます。
セットアップ:新しいドライブの設定
新しいハイパードライブを作成する際に、「From Folder」ボタンを押すと、同期するフォルダーを選択できます。これにより、そのフォルダーの内容でドライブが作成されます。
設定:既存ドライブ
既存のドライブにフォルダー同期を追加するには、site-infoボタンをクリックし、ツールの下にある「Sync with local folder」を選択します。
フォルダーとの同期
フォルダシンクが設定されると、URLバーの右上にアイコンが表示されます。そのアイコンをクリックすると、フォルダーシンクのコントロールが表示されます。
フォルダー同期のデフォルトの動作は、手動でフォルダーを同期することです。
削除マークがついたファイルの右側に、「restore」ボタンがあります。これをクリックすると、ハイパードライブからローカルフォルダーにファイルがコピーされます。
Skip items matching these rules" コントロールを展開することで、ファイルをスキップできます。このコントロールは ".gitignore" ファイルに似ており、グロブスター ("*") の使用をサポートしています。ファイルのスキップは、偶発的なインポート(.gitやnode_modulesフォルダーなど)を回避したり、beakerで作成したデータ(index.jsonマニフェストなど)を保持するのに有効です。
フォルダーを同期する準備ができたら、大きな青い「Sync」ボタンをクリックします。
自動同期
変更があったときに自動的にフォルダーを同期させたい場合は、「Autosync」のチェックボックスを切り替えてください。これにより、非選択のファイルを尊重しながら、フォルダーが同期されます。
自動同期はBeakerが動いている間だけ有効なので、Beakerを再起動したらまたオンにする必要があります。
自動同期に注意! git initやnpm installのようなはじめてフォルダーを生成するコマンドを実行する場合は、自動同期をオフにして、生成されるフォルダーの同期を無効にする必要があります。