概要
先日のMicrosoft Ignite関連で発表されたAzureのリリース情報について、検証ネタとして気になるものをピックアップしました。
データ分析系、AKSといったトレンド周りのアップデートは普段利用していないためチェックしきれていませんが、Igniteのセッションでもやはりメインになっていた様子。
また、Azure Stack HCIやAVS等のHybrid関連でも面白いリリース情報が出ていましたが、そちらは別途まとめていこうと思います。
VM関連
[GA] Azure VMのWindows Admin Center管理
[GA] WindowsクライアントOSへのAzure Monitorエージェント対応
- Sentinelとの連携等が可能になるが、具体的なユースケースはちょっと浮かばない
ネットワーク関連
[GA] Azure DNS Private Resolver
- 5月頃からパブリックプレビューで提供されていた機能のGA情報
- オンプレからAzure上の名前解決をする際に自分でVMを立てずともマネージドでDNSフォワーダーを提供してくれる便利機能、Azure⇒オンプレの逆方向の名前解決も可能
- 提供リージョンに東日本あり
[Preview] DDoS ProtectionのIPアドレス単位での利用
- これまでVNet単位で提供されていたDDoS Protectionの範囲限定版
- VNet単位の価格が2,944ドル/月(最大100IP)、IP単位が199ドル/月と嬉しい選択肢
プライベートエンドポイント関連
以下はプライベートエンドポイント関連のGA情報
プロジェクトの規約でNIC名称を指定したい、IPも任意に固定したいことはよくあるケースなので嬉しい機能
※正直今までプレビューであることに気づかず使っていましたが・・・
[GA] プライベートエンドポイントで任意のIPアドレスを指定
[GA] プライベートエンドポイントのNIC名の指定
バックアップ関連
[Preview] Azure Backupの不変設定
- Recovery Serviceコンテナとバックアップコンテナを対象にバックアップデータの削除操作や保存期間の短縮をできないようにする機能
- 「削除できないようにする機能」と「『削除できないようにする機能』を無効にできないようにする機能」の2段階で設定が可能で、後者は不可逆的な設定