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オンラインミーティングを字幕付きで翻訳しながら聞く

Last updated at Posted at 2020-04-26

オンラインミーティングが増えている今日このごろ.
国際会議もオンラインで開かれていることでしょう.
そんなときに, 英語が聞き取れなくて「自動で文字起こししたい」とか「翻訳したい」って思いませんか?

実際に使ったわけではないですが, ふと思いついたのでここに記します.

手順

  • ループバック音源 (ステレオミキサー)
  • Chrome
  • ミーティングツール (zoom, skype, teams, pragli, ...)

ループバック音源 (ステレオミキサー)の用意

ここではWindows環境を想定して書くが, Macでも「ループバック音源」って調べれば何か出るかもしれない.
追記: どうやらMacでは有料or体験版のものしかないみたい. 何か無料のいい方法を見つけた方はコメントをお願いします.

ループバック音源とはPCから出る音源のことである.
たとえば, YouTubeで動画を再生すれば, その流れている音がループバック音源として扱われる.
すなわち, Zoomなどでミーティング中は, 相手の声がループバック音源になるわけだ.

基本方針:「ループバック音源」を「Google翻訳」のマイク入力とする

Windowsでは, ループバック音源は「ステレオミキサー」として知られている.
ステレオミキサーのデバイスをONにするには, 以下のwebサイトがわかりやすい.

ステレオミキサーがどうしても現れない場合は, 次のサイトを参照していただきたい.

レジストリをいじるため, よく読んで自己責任で行ってください.
よくわからない人は諦めることをオススメします.

サウンドの「録音」タブで「ステレオミキサー」が表示されている状態になればOK.
sound.png
※このとき, 「既定のデバイス」は「マイク」にしておかないと, ミーティング時に, 設定次第では自分の声が相手に届かず, パソコンの音が相手に届いてしまう可能性があります.

ChromeでGoogle翻訳を使う

ChromeでGoogle翻訳を開いて, 「音声入力をオンにする」を押して, マイクの使用を許可する.
google.png
そのあと, アドレスバーの右端のビデオマークを押して, マイクを「ステレオミキサー」に変更.
mic.png
変更後, リロード (Ctrl+R)してください.
これで準備は整いました.

ミーティング時に使う

あとは, Zoomなどのミーティング時に, Google翻訳の「音声入力をオンにする」を押すだけです.
特にミーティングに特化したことではないので, 試しにYouTubeの動画を翻訳してみよう.
たとえば, 英語の耳を作る!中級リスニング特訓(日本語音声なし)で試したところ,
translate.png
うまくいきました.
これで自動文字起こしと翻訳が同時にできますね.
Google翻訳以外にも, マイク入力から文字起こしするWebツールがあると思うので, ぜひ試してみてください.

おまけ

Zoomだと画面共有時にデフォルトでPCの音の共有もできますが, マイクをステレオミキサーにすれば, PCの音だけ共有できますね. (そのかわり, 自分の声が届かなくなるけど. )
また, PCの音声を共有できないミーティングツールでも, 共有できるのはいいですね.

zoom.png

古いWindows時代にあった「ステレオミキサー」がなくなっていて, 表示させるのに苦労したので, そのメモとして残すために時代の流れに乗せて記事を書きました.

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