はじめに
メモリが足りないときの対応策として仮想メモリを設置することがある。
UbuntuでSSD上に仮想メモリを作成するときの方法をまとめておく。
注意
本記事によっておきた一切の事象に対して筆者は責任を負いません。
SSDを設置する
今回はSSDにパーティションを設置して、そのパーティションすべてを仮想メモリに使用する (仮想メモリのサイズについては仮想メモリのサイズについてを参考)。
パーティションの作成
パーティションを作成し、そこに仮想メモリを作成する。
パーティションのサイズはほしい仮想メモリのサイズにする ()。
パーティションの作成方法は以下:
https://qiita.com/biomemo/items/56a9d0164f0d08aa1016
仮想メモリ用にフォーマット
$ sudo mkswap /dev/your/partition
仮想メモリを起動する
$ sudo swapon /dev/your/partition
ちゃんと起動できているか確認するとよい。以下の例では600Gの仮想メモリを設置した (2行目)。
$ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/swapfile file 2G 2G -2
/dev/your/partition partition 600G 0B -3
swapの永続化
まずUUIDを調べる。
$ sudo blkid /dev/your/partition
12345678-90ab-cdef-1234-567890abcdef
そして以下を/etc/fstab
に追記する (UUID=
で指定する文字列はblkid
で調べた値にする)。
UUID=12345678-90ab-cdef-1234-567890abcdef none swap sw 0 0
仮想メモリのサイズについて
一般には物理メモリの1.5-2倍程度までが推奨されるようです (リンク1, リンク2)。
バージョン情報
Ubuntu 20.04