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Bedrock のナレッジベースで作成された Aurora に対して接続しクエリする

Last updated at Posted at 2025-07-28

はじめに

AWS Bedrock を使ってナレッジベースを構築する際、AWS Aurora をベクトルデータベースとして活用することができます。

Aurora に保存されるデータの形式について調べる機会があったのですが、一度調べただけでは忘れてしまいそうだったので、今後のために接続方法やクエリでのデータ確認方法を備忘録としてまとめて残します。

重要なところだけ

  1. 自動作成された Aurora への接続情報は、Bedrock > ナレッジベース >対象のナレッジベースにある。
  2. select chunks, custommetadata from bedrock_integration.bedrock_knowledge_base LIMIT 5 で欲しいデータは取得できる。

接続&クエリ

クエリを実行するまで、少し躓いたのでその手順を確認します。
その後、実際にクエリをしてデータを見るまでをゴールとします。

使用するリソース

  • Bedrock KnowledgeBase
    • Amazon Aurora PostgreSQL Serverless

※リソースはすでに作成済みであることを前提に進めます。
※ナレッジベース作成の際に自動作成されたAurora を対象とします。

接続する

2025-07-25_15h17_29.png

  1. マネジメントコンソールの検索ボックスで「aurora and rds」と検索します。
  2. 「Aurora and RDS」を選択します。

2025-07-25_15h21_34.png

  1. サイドバーから「クエリエディタ」を選択します。
  2. 各値を入力します。すべて、ナレッジベース作成の際に自動で作られているのでコピペするだけでOKです。
    1. クラスター:対象のクラスターを選択します。下の画像のクラスタ APNに含まれています。
    2. データべースユーザー名:「Secrets manager APN と接続する」を選択します。
    3. Secrets manager APN:下記画像の「認証情報シークレットARN」の値をコピペします。
    4. データベースの名前:Bedrock_Knowledge_Base_Cluster
  3. すべて入力すると「データベースに接続します」を選択します。

2025-07-25_15h26_15.png

  1. この画面は、Bedrock > ナレッジベース >対象のナレッジベースを選択すると少し下の方に現れます

クエリする

2025-07-25_15h35_05.png

  1. クエリエディタが開きます。
  2. まずは、どんな列があるのか確認したいので下記を実行します。
  3. 結果を見ると、idとemmbeddingとmetadataは重要なデータは入っていなさそうですので、他2つだけ見ていきます。
select * from bedrock_integration.bedrock_knowledge_base LIMIT 0

select chunks, custommetadata from bedrock_integration.bedrock_knowledge_base LIMIT 1
  1. クエリエディタに上記を貼り付け実行します。
  2. 下記のようなデータが表示されます。
chunks custommetadata
question: 勤怠管理システムで打刻を忘れた場合はどうすればよいですか?, answer: 人事システムにログイン後、「勤怠修正申請」メニューから該当日を選択し、正しい出退勤時刻を入力して申請してください。承認者による承認後に勤怠データが修正されます。緊急の場合は直属の上司に連絡してください。 {"ID":"faq_001","Tags":"人事システム, 勤怠管理, タイムカード","Status":"Active","Category":"勤怠管理","LastUpdatedDate":"2025-01-15","x-amz-bedrock-kb-source-uri":"hogehoge","x-amz-bedrock-kb-data-source-id":"hogehoge"}

chunks にはテキスト形式で、custommetadata にはJSONB形式でデータが入っています。

ちなみにこのデータソースのファイルはCSVで、メタデータファイルを設定しています。

そのため、chunks 列にはメタデータファイルで指定したCSVの列の値がそのまま入っています。(文字数が多いとチャンク処理される場合もある。)

csutommetadata 列にはメタデータファイルで指定したCSVの列がJSONの中に格納されます。

さいごに

無事 Aurora に対して接続し、クエリを実行することができました。

こういうものは頻繁に触らないと忘れてしまうので、外部に記録しておくのは大事かもしれないですね。

参考

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