「エンジニアの知的生産術」を読み、今の自分にとって大切な考え方をピックアップ !
第2章. やる気を出すには
まずはやるべきことを全て集める
まずは気になることを全て集めておく。それがやるべきことか、やらなくてもよいことかを最初に判断しようとすると、「内容の確認」のタスクが増える。
→ 最初のフェーズはまずは気になることを集める「気になることは全てここにある」状態を作る。
例えば、
手紙があったとして、それが返信の必要とするToDoなのか、単に捨ててもよいゴミなのかを判断しようとすると、中を読む必要が出てくるためタスクが膨れてしまう。そうなればやる気が減ってしまうため、まずは「気になることを全て集める」作業をする
今日やらないといけないことが今日出来る以上の量になった場合
- 質を下げられないか?
- 量をへらせないか?
- 納期を伸ばせないか?
- 方法を変えられないか?
- 別のもので代替できないか?
- お金で解決できないか?
どうしようもないならやめるべき
「優先順位付け」は難しいタスク
探検と利用のトレードオフ
- 「過去の経験から一番良いと思う行動」ばかりしていれば、もっといい行動を見つけることが出来ない。
- もっといい行動を探求して「未経験の行動」ばかりしていれば、過去の経験を活かせない。
探索と利用はトレードオフの関係にあるため、バランス良く実行する必要がある
トレードオフのバランス良くとは?
不確かな時は楽観的に
→ 楽観的とは、最良の場合に何が得られるかで判断すること
→ 悲観的とは、悪いことが起きないように行動を選択すること
悲観的な選択をした時に悪いことが起こった場合は、二度とその選択肢は試されないため、チャンスに気付くこともない。
しかし楽観的な選択をした場合は、仮に良いことが起きる確率が少なく悪い結果が出た場合でも、その選択からチャンスが消えることはない。
例
100円を入れてレバーを引くと、0.3の確率で500円のあたりが出る「お得なスロットマシン」があるとする。3回プレイした結果、運悪く全部外れることが0.7 * 0.7 * 0.7 = 0.343の確率で起こる。その現象が起こってしまい、悲観的な勘違いをした場合は、「このスロットの当たり確率は0だな」と考え、二度とプレイしないことになってしまう。その結果、お得なスロットマシンのチャンスに今後気付く機会は失われる。
チャンスをつぶさないためには、不確かな時は楽観的にを意識する。
大きすぎる一つのタスクのやる気を出すための手法
###「時間で切る」手法
タスクに合わせて時間を決めるのではなく、「決まった時間サイズにタスクを入れる」手法
→ 長くかかる1個のタスク(量で分割できないもの)にも使うことが出来る。「情報収集」や「資料のブラッシュアップ」など終了条件が不明確のタスクに有効。
時間の見積り能力を鍛える
25分を1ポモドーロとする。
- 各タスクが何ポモドーロでできるのか
- 1日で何ポモドーロできるのか
↑ この2つが時間を見積もるために必要な要素
各タスクが何ポモドーロでできるのかの見積もり
1ポモドーロでできそうなタスクの量を見積もってみて、実行し、ズレを比較することで鍛える。
1日で何ポモドーロできるのかの見積もり
見積もり、実際に1日実行し、ズレを比較することで鍛える。
※ 1日でできるのは4~8ポモドーロ程度が限度。
見積もる力を鍛えることによって、タスクの大きさと自分の使える時間が見えるようになってくる。
メールは意外とポモドーロ数が多いタスク。
→**「今日のタスクリスト」と重要度を比較し、予定していたタスクから1ポモドーロ奪う価値があるかを考え、それほどでもないと思ったら簡素に返す**
※ メールチェックなどの細切れ時間でできるタスクは、大きな時間の塊で取らないように。細切れでやった方が効率的
断ることの大切さ
かかる時間が大きいのに得られる成果が小さい「日生産的なタスク」は断ることが大切
→ それによって自由になる時間が出来る。