eZ Platform が Ibexa DXP に製品名が大きく変更されましたが、旧来の eZ Publish および eZ Publish Platform を含め、どのような違いがあるのかを整理します。
Ibexa DXP
Ibexa DXP は eZ Publish および eZ Platform の後継で、基本的には eZ Platform のブランド名の変更以外に機能的に大きな違いはありません。
eZ Platform
eZ Platform は eZ Publish 5.x まであったレガシーカーネルを除去し、純粋な Symfony フルスタックアプリケーションになりました。
eZ Platform 1.13.x から 2.x の場合、 eZ Publish 5.x の LegacyBundle が外部化された Legacy Bridge を利用することで eZ Publish 5.x と同じような形で旧来の eZ Publish の資産を一時的に流用することが可能です。 1
eZ Publish Platform
eZ Publish Platform は前回の eZ Publish から eZ Platform への製品名変更時の過渡期の呼称で、実質的には eZ Publish 5.x のことを指します。
eZ Publish 5.x はデュアルカーネルを採用し、 eZ Publish 4.x 以前のレガシーカーネルと、新しく Symfony ベースで開発された新カーネルのどちらも同梱しています。
eZ Publish
eZ Publish は eZ Systems 社によって開発された当初の CMS の名称で、 eZ Platform に製品名を変更されて以降は Legacy (レガシー) と呼ばれています。
現在の Ibexa DXP でも、用語自体は一部変更になっているものの、当初の eZ Publish から基本的な CMS としての仕様や概念は大きくは変わっていません。
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It is meant to be installed as an addition to eZ Platform 1.13.x - 2.x installs when you need legacy for migration.
- LegacyBridge/README.md at master · ezsystems/LegacyBridge · GitHub ↩