デフォルトでは PHP のエラーは Apache のエラーログ /var/log/httpd/error_log に出力される。
この場合、PHP のエラー出力が Apache の LogLevel の設定に影響を受けるのかを検証した。

検証環境

CentOS 7.3.1611 (minimal)
Apache 2.4.6 (base)
PHP 5.1.6 (base)

LogLevel と PHP エラー出力の対応表

LogLevel を error 以下に設定すると PHP エラーが出力できることを確認した。
なお、デフォルトでは LogLevel は warn に設定されている。
error_log を設定して Apache のエラーログとは異なるファイルに出力した場合は LogLevel の設定の影響を受けない。

LogLevel	出力
emerg	×
alert	×
crit	×
error	○
warn	○
notice	○
info	○
debug	○

エラー出力レベルと出力内容の対応表

error_reporting の設定と実際に出力されるエラー内容を確認した。
Apache の LogLevel が error 以下であればどの LogLevel でも差はなかった。

エラー	未指定	E_ALL	E_DEPRECATED	E_STRICT	E_NOTICE	E_PARSE	E_WARNING	E_ERROR
error_log()	○	○	○	○	○	○	○	○
PHP Parse error	○	○	○	○	○	○	○	○
PHP Deprecated		○	○
PHP Strict Standards		○		○
PHP Notice	○	○			○
PHP Warning	○	○					○
PHP Fatal error	○	○						○

エラー確認用ソースコード

error_log('error_log()');

~                                // PHP Parse error

$d =& dir('/');                  // PHP Strict Standards

set_magic_quotes_runtime(false); // PHP Deprecated

echo $undefined;        // PHP Notice

ini_set();                       // PHP Warning

undefined();                     // PHP Fatal error