この記事は「Qiita改善案 Advent Calendar 2016」の23日目の記事に該当する。空いていたので個人的に気になる部分を指摘して改善要望としたい。
なお、22日目の記事は @kaitoy さんの「Qiitaの今のスライドモードはほぼ無価値だと思う件」だった。
履歴差分の精度が悪くて辛い
例えば以下の差分では、まったく順序の違う文言が差分として扱われており、順番も文言の距離も無関係でめちゃくちゃな差分となっている。(変更として検知されている文言は何十行も離れたまったく別の文章)
これがまた結構な割合で起こるので、ちょいちょい差分をチェックする人間としては何とかしてもらいたいところ。
具体的なライブラリーや差分検知を行うロジックの提案などは残念ながら出来ないが、もう少し精度を上げられないものだろうか。
現状の具体的なロジックやライブラリーの提示などが運営側からあると、そこから技術的な議論が発生して面白いことになると思うが、当アドベントカレンダーへの運営からのコメントは皆無なので期待薄である。
下書きの最大数を増やして欲しい
すでに @mdstoy さんが11日目の記事で指摘している 1 が、他にも要望者が居ることを知ってもらうために当記事でも要望として記載する。
もともと Advent Carendar が1人で執筆する前提ではないと思うので、アドベントカレンダーが25日だからという理屈だと難しいところがあるが、個人的にも下書きが10件ではすぐに埋まってしまう。
運営側としてはそのために Kobito を用意しているのだろうと思われるが(できればそのことを丁寧にコメントする姿勢は見せて欲しい)、例えば職場でメモしたものを帰宅後に清書して投稿したい場合などに Kobito では月額480円か年額4800円を支払って同期することになるが、そのために支払う金額としてはいささか高額すぎるように感じる。「Kobitoのヘルプはありません。」とか言われるし、Changelog もなんか遙か昔のしか残ってないし、バージョンもダウンロードページと Mac 版の最新アップデートで差異があるし。そもそも Windows 版と同期はできるのだろうか。あまり安くない金額でサポートがしっかりしていないとなると、仮に有償の代替案がありますと言われてもはいそうですかと納得するのは難しい。ATOK より高い金額を提示しているのだから、それなりの矜持を見せて欲しい。
いいねとストックが押下済みかどうか判別しづらい
誰かが既に指摘済みだったと思うが(見つからなかった)、分かりづらい。すでに「いいね済み」と表示されたり、「ストック済み」とポップアップされたりと対策は打たれているようだが、フラットデザインの弊害でやはり直感的な区別がしづらいままとなっている。トレンド上は現状の対策で充分実施済みと言えるとは思うが、押下済みの場合は陰影を付けるなどの直感的な区別を付けて欲しい。
マイページから検索するときは user:
を自動で付加して欲しい
毎度 user:bezeklik
とタイプするのが面倒。いま気づいたが http://qiita.com/mine から自分の投稿に絞った検索ができるようだ。マイページを起点に遷移する人間を考慮してもらえるといいかもしれない。トップページへ行ったりマイページへ行ったりと忙しいと大変なので。
最後に
当記事が該当するかどうかは読み手によると思うが、このようなサービスを運営していると一方的な要望という名の要求が絶え間なく舞い込み苦労していることと斟酌する。ただ、一般消費者に向けたB2Cのサービスというのはそういうものなので、Qiita が今後継続的に発展していくためにも常識の範囲で真摯に対応してもらいたい。必ずしも要望に応えることだけが真摯な対応というわけではなく、技術的な課題や経営上の理由など、理解可能な形で説明していく姿勢を見せるというのもひとつだろう。今後の益々の発展を期待して本記事を終わりとしたい。
24日目の記事は @richmikan@github さんの「「規約違反」とした投稿への対処が暴君にしか見えない」の予定。