Ibexa DXP は北欧のノルウェーの Ibexa AS 社によって開発されているオープンソースおよびその製品版の CMS の総称です。

1999年に eZ Systems AS 社によって eZ Publish として開発され、その後継である eZ Platform でフルスタックの Symfony アプリケーションとして再設計されました。
2020年に社名とブランド名が Ibexa （アイベクサ）へと大きく変更されました。

Ibexa DXP の使用技術

言語 PHP 7.4 / 8.0 / 8.1
PHP フレームワーク Symfony 5.4 (フルスタック)
テンプレートエンジン Twig 3.x
JavaScript ライブラリ React 17.0.x (管理画面)

Ibexa DXP の CMS としての特徴

Ibexa DXP には CMS として以下の特徴があります。

コンテンツ管理
- ユーザーを含めた全てのデータが「コンテンツ」として一元的に管理される。
- コンテンツは標準で全て ツリー構造（階層構造） を持つ。
- 全てのデータは項目単位でバージョン管理される。
- 「ロケーション」によりコンテンツを複製せずにショートカットを作成できる。
- 全てのデータは項目単位で多言語対応できる。
ユーザー管理
- ユーザーグループとユーザーを階層構造で管理できる。
- ユーザーの権限を標準でかなり細かい単位で設定できる。

オープンソース版

Ibexa Open Source

オープンソース版の Ibexa DXP
https://github.com/ibexa/oss

商用プロダクト

ラインナップ

Ibexa DXP の商用プロダクトとして以下の3つがあります。

Ibexa Content
Ibexa Experience
Ibexa Commerce

また、サポートするプロダクトとして以下の2つも提供されています。

Ibexa Cloud
Ibexa Personalization

機能比較

FEATURE	Ibexa Content	Ibexa Experience	Ibexa Commerce
構造化コンテンツ	✓	✓	✓
コラボレーションとワークフロー	✓	✓	✓
多言語コンテンツ管理	✓	✓	✓
マルチサイト	×	✓	✓
ページビルダー	×	✓	✓
SEO and Social	×	✓	✓
フォームビルダー	×	✓	✓
User-driven personalization	×	✓	✓
Behavioral-driven personalization	✓	✓	✓
レコメンデーション	✓	✓	✓
Content and Commerce	limited	✓	✓
Buying experience	×	×	✓
CRM インテグレーション	×	✓	✓
B2B コーマス	×	×	✓

Ibexa Content

15,000ユーロ/年から

Ibexa Experience

23,000ユーロ/年から

Ibexa Commerce

30,000ユーロ/年から

Ibexa Cloud

14,740ユーロ (G-XL) から
https://www.ibexa.co/products/ibexa-cloud

Ibexa Personalization

2,500ユーロ/年から
https://www.ibexa.co/products/ibexa-personalization