はじめに
ITパスの勉強をしていて、分からない問題がありましたので、整理しました。
公式はこちら
問題について
図1のように稼働率0.9の装置Aを2台並列に接続し、
稼働率0.8の装置Bをその後に直列に接続したシステムがある。
このシステムを図2のように装置Aを1台にした場合、
システムの稼働率は図1に比べて幾ら低下するか。
ここで、図1の装置Aはどちらか一方が稼働していれば正常稼働とみなす。
なお、稼働率は小数第3位を四捨五入した値とする。
ア 0.07
イ 0.09
ウ 0.10
エ 0.45
問題の意味について
まず、問題の意味から確認していきましょう。
直接接続
直接接続とは、このような図の状態です。
片方が壊れてしまうと、進めないため、稼働が出来ません。
計算は、Aの稼働率×Bの稼働率となります。
Aの稼働率は0.9で、Bは0.8とわかっているので、
0.9×0.8
=0.72
並列接続
並列接続とは、このような図の状態です。
片方が壊れても、もう片方で稼働出来ます。
並列システムの稼働率
=1-(1-A1の稼働率)×(1-A2の稼働率)×Bの稼働率
1というのは、100%ですね。
全体を表しています。
=1-(1-0.9)×(1-0.9)×Bの稼働率
=1-(0.1×0.1)×Bの稼働率
=1-0.01×Bの稼働率
=0.99×Bの稼働率
Bの稼働率は0.8なので
0.99×0.8
=0.792
四捨五入して
0.79
比べないといけないので
0.79-0.72
=0.7
答えは0.7