PayPalのデベロッパーサイトのDOCUMENTATIONのTOPにいくと「Braintree v.zero」のリンクがはじめにあらわれます。
https://developer.paypal.com/docs/bt-vzero-overview/
この「Braintree」と「v.zero」ってなんぞという声をたまにききますが、Brantreeは、いわゆるPayment Gatewayであり、2013年にPayPal傘下におさまった決済サービスおよびその会社名です。v.zeroはそのAPIプラットフォーム全体を指し、クレジットカード決済からPayPal、ApplePay、AndroidPay、BitCoinなど多くの支払い方法を受け付けるプラットフォームになっています。
https://www.braintreepayments.com/
PayPalがいわゆるウォレット決済とよばれるアカウント保持者を前提にした決済であるのに対し、Braintreeはクレジットカードなどその他の任意の決済に対応するためのサービスということで使い分けがされています。
エンジニアの方にとって身近な導入例だとGitHubがあるでしょう。
GitHubの有料プランはクレジットカードかPayPal決済かが選べますが、どちらもBraintree経由での決済となっています。
その他Uber、pinterestなど旬なサービスに導入されています。
残念ながら、まだ日本ユーザーとして本番運用することはできませんが、sandboxモードとしては使えるので日本ローンチ前に様々な機能をつかってみるのもよいかもしれません。
https://sandbox.braintreegateway.com/merchants/sqhrsttx42vpt63j/home
API、JavaScript SDK、iOS/Android SDKなどインターフェースも豊富で、ユニークなのはまだベータですが「Hosted Field」 という機能。
https://www.braintreepayments.com/features/hosted-fields
カードの入力フォームをinputを全く使わず作れる機能(divによって実現できる)で、これによってカード情報を直接受け取る実装を回避し、PCIDSSの対象レベルを下げようとするアプローチです。
日本で使えるようになるのがまちどおしいですね。